吹き替え版日本初放送!主人公・イ・ファン役 小野賢章インタビュー

海外ドラマ「青春ウォルダム 呪われた王宮」

4月7日(日)スタート!
毎週日曜[BSP4K]午後9:00~10:00

4月12日(金)スタート!
毎週金曜[BS]午前0:25~1:25 ※木曜深夜
全20回

▶ 番組ホームページ

4月からお送りする海外ドラマは、呪いに苦しむ王位継承者と、家族殺害の罪をかぶせられた名家の娘が、互いを救うために陰謀と謎を解き明かしていく切なくも心ときめく青春ミステリー「青春ウォルダム 呪われた王宮」(全20回)。

主人公のイ・ファン(パク・ヒョンシク)ら6人の若者が、タイトルにもある“ウォルダム=壁を越える”のとおり、さまざまな壁を乗り越えていく姿が描かれます。


【物語】

世子(セジャ/王位継承者)イ・ファンは、人知れず「呪いの書」に苦しめられていた。3年前に世子になった直後、こつ然と現れた呪いの書には「ファンがその座につくために兄を暗殺した」と記され、「さまざまな災いに見舞われたあげく廃位され死を迎える」と予言されていた。1年前、呪いの言葉の1つが現実となる事件が起きた。それ以来、疑心暗鬼に陥っているファンの前に、呪いは人間の陰謀だと断言する女性が現れる。友人ハン・ソンオンの許婚(いいなずけ)で、亡き恩師の娘ミン・ジェイ[チェイ]だ。だが、チェイは婚姻目前に家族全員を殺害した汚名を着せられ追われる身だった。無実を訴え、家族の死の真相を調べたいと助けを求めるチェイ。最初は懐疑的だったファンだが、チェイの類まれな推理力を認め、内官のふりをさせ、そばに置いてかくまうことにする。ファンの呪いの謎を解くことができるのはチェイ、チェイの汚名をすすぐ機会を与えられるのはファン。ファンとチェイは2人だけの秘密を守りながら、互いを逆境から救い、隠された真実にたどりつくことができるのか?
※ウォルダム…「壁を越える」の意


今回、日本初放送となる吹き替え版では、主人公イ・ファンの声を声優の小野賢章さんが務めます。役柄について、注目のキャラクターなどを聞いてきました!

今は早く続きの台本が読みたいです

──物語のおもしろさはどんなところにあるのでしょうか。台本を読まれたときのご感想をお聞かせください。

ドラマのタイトルに「青春」と「呪われた」が並んでいたので、最初はどんな物語になるのか想像がつきませんでした。台本を読み進めていくと、王宮の陰謀や謎、それにまつわる事件がどんな結末を迎えるのか、巻き起こした人物は誰なのか、気になるポイントがありすぎるんですよね。まだ収録は終わっていないので、今は早く続きの台本が読みたくて仕方がないです。

イ・ファン(パク・ヒョンシク/声:小野賢章)

──主人公、イ・ファンの人物像をどのようにとらえて演じられたのですか? 演じるうえで意識していることなどありましたらお聞かせください。

ファンは、やってもいない兄の暗殺のことや、災いが降りかかり死を迎えるなどの予言が書かれた「呪いの書」にとらわれ、全てが敵かもしれないと周りを信じられなくなっていくんですね。張り詰めたシーンが多いので柔らかい声にならないようにしたことと、さまざまなことを疑っている役なので、隙を作らせないような言い回しをするよう心がけて演じています。

また、ファンを演じられているパク・ヒョンシクさんは体格が良く剣術/武術で腕の立つ役柄ということもあり、堂々とファンを演じられているので、自分の声域の中で一番出しやすいところよりも低めの声に設定したということも意識した部分です。やはり、世子(セジャ)でもあるので、声やセリフでも「位の高さ」などを表現できたらいいなと思っています。

ほかにも物語が進むにつれ、信じていたものが信じられなくなったり、逆にまた信じたり、感情が忙しいのでそこも声でうまく表現したいですね。


チェイとファンの距離感に注目

──王宮の陰謀にとらわれているファンの前に、呪いは人間の陰謀だと断言する女性・チェイが現われます。ファンとの関係性や彼女の魅力を教えてください。

ファンにとってチェイは、世子(セジャ)であるファンの周りにはいないような距離感で話してくるので、すごく新鮮だったと思います。解決が不可能かと思われる事件も、チェイの推理力がカギとなって解き明かされていくようなこともあります。ファンはそんなチェイに、周りの人とは違う魅力を感じていると思います。

ミン・ジェイ(チェイ)。後にコ・スンドルとしてファンの内官を務めることに(チョン・ソニ/声:杉山里穂)

それから、昔会ったことがあるということも大きいのかなと思います。そのころに戻れるというか。チェイとファン、2人の距離感はこの物語の見どころだと思います。


このキャラクターに注目!

──物語は、ファンとチェイ以外にも、ファンを取り巻くカラム、ミョンジン、ソンオン、テガンらが自身の問題に向き合っていく姿も印象的です。小野さんが個人的に注目しているキャラクターがいましたら教えてください。

左から、チャン・ガラム(カラム)(ピョ・イェジン/声:伊藤 静)、ハン・ソンオン(ユン・ジョンソク/声:大塚剛央)、キム・ミョンジン(イ・テソン/声:木村良平)、テガン(ホ・ウォンソ/声:木暮晃石)

個人的には、テガンですね。テガンは、ファンの護衛官なので一番しっかりしていないといけないのですが、わりと抜けているというかおもしろいシーンがどんどん出てくるんです。とても魅力的なので皆さんにも注目していただきたいですね。

僕自身もまだ、ファンの周りに起こる事件や陰謀を操っている人は誰なんだろうと推理しながら台本を読み進めている最中です。警備が行き届いているはずの王宮まわりで事件が起こるので、やっぱりファン自身の周辺が怪しいのではと思っていて…。中でも、チェイの侍女でもあるカラム、領議政(ヨンイジョン=行政府の最高位官職者)の息子で研究者のキム・ミョンジン、そしてテガンの3人には注目しています。でもその理屈だと、ソンオンも…? みんな怪しく見えて、そこがおもしろいんですよね!(笑)。

──最後に、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします!

ファンは、世子(セジャ)ということもあり、あまり感情を動かさないようにコントロールされているような役柄だと思います。演じられているパク・ヒョンシクさんが、ほんの少しだけ見えるファンの感情の変化を表情や目線で演じられているのが大好きで。そのちょっとした動きをキャッチしていただくと、より物語が楽しくなると思います。

僕自身もまだ結末が分かっておらず、物語も謎が深まるばかりです。韓国で放送されていた際にご覧になっていた方もいらっしゃるかと思いますが、新たに日本語吹き替え版で放送されるので、一緒に推理をしながら見ていただけたらなと思います。

海外ドラマ「青春ウォルダム 呪われた王宮」

【放送予定】
4月7日(日)スタート!
毎週日曜[BSP4K]午後9:00~10:00
4月12日(金)スタート!
毎週金曜[BS]午前0:25~1:25 ※木曜深夜

全20回

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