「血糖値」「ツボ」「コレステロール」5月は“健康”にまつわるトリセツ!

あしたが変わるトリセツショー

毎週(木)[総合]午後7:30~8:15
5月9日(木)「血糖値」
5月16日(木)「ツボ」
5月23日(木)「コレステロール」

▶ 番組ホームページ

放送から1週間は見逃し配信をします(NHKプラス)

MC石原さとみがお届けしている生活科学情報エンターテインメント番組、あしたが変わるトリセツショー

5月は、健康にまつわるトリセツを大特集。「血糖値」「ツボ」「コレステロール」を最新科学の調査をもとに解き明かし、真のお役立ち情報満載でご紹介していきます!

放送に先駆けて、各回の担当ディレクターに注目ポイントや見どころを聞きました。

5月9日(木)放送
「血糖値」のトリセツ

血糖値とは、血液中の糖の濃度。この濃度が一定のラインを超えると、糖尿病になるリスクが高まります。今回は2型糖尿病になる前の“高血糖”の人に注目する“血糖値がイチからわかる永久保存版”!
トリセツショーでは、高血糖状態を防ぐために頑張っている“ある細胞”に注目。その働きに注目すると、意外な対策が見えてきます。知っているようで知らない「血糖値を下げる仕組み」から、最新研究に基づいた“高血糖対策”まで、身体(からだ)の中で巻き起こる血糖値のアレコレを学んでいきましょう。
ぜひお手元に「健康診断の結果」を用意してご覧ください!

注目ポイント

■血糖値コントロールに欠かせないβ(ベータ)細胞の奮闘とは!?

食事をすると血液中に糖が増え、血糖値が上がりますが、血糖が細胞に片付けられずに血液中に多く漂っていると、さまざまな悪さをします。そこで力を発揮するのが、β細胞。血糖値を下げる「インスリン」というホルモンを出して、血糖値を下げてくれるのです。
そんなβ細胞の働きを、かわいい演者たちが熱演。体の中で頑張ってくれているβ細胞を大切にしたくなること間違いなしです!

■ポイントは、β細胞にやさしい暮らし!

β細胞に詳しい専門家が見せてくれたのは、血糖値が正常な人と、高血糖の人のβ細胞の量を比べた画像。高血糖の人ほどβ細胞が減少していることがわかりました。どうして減ってしまったのか?回復させることはできないのか?改善のためのキーワードは、“β細胞に寄り添った暮らし”。最近注目されている、β細胞と食事の時間の関係に迫った研究をご紹介します!

ゲストは、いとうあさこさんとチャンカワイさん。お2人も、糖をエネルギーに変える装置に実際に触れ、人間の体の仕組みに納得。知っているようで知らない「血糖値」について、楽しく学べるトリセツです。

★担当ディレクターが語る見どころ

自覚症状がなく、自分事としてとらえにくいのが“高血糖”。「体の中で何が起きているのかを鮮やかに描けば、無関係とは思えなくなるかも知れない。」そんな思いで、国内外の論文を読み込み、血糖値のことを楽しく学べる番組を目指しました。
今回の主人公は、「β細胞」です。β細胞は、すい臓からインスリンというホルモンを出して、血糖値を下げる役割を果たしてくれています。このβ細胞の“暮らし”に寄り添うことこそ、血糖値コントロールの鍵だとわかり、その仕組みや働きを、わかりやすく楽しいショーで表現しました。β細胞の頑張りに思いをはせながら、その重要性を知っていただけたらと思います。

5月16日(木)放送
「ツボ」のトリセツ

ふだんからよく耳にする「ツボ」。言葉は知っていてもその正体は謎に包まれていますよね。実は「ツボ」は、いろいろなところで多くの人を助けているんです。今年1月に起きた能登半島地震では、鍼灸師たちによるツボ治療が被災者の疲れを癒やしました。世界でも、耳や足などさまざまな所にあるツボが治療に大活躍しています。
そこで今回は、その“ツボパワー”を大検証! ツボに秘められた驚きの力を解き明かすとともに、多くの人たちが悩んでいる肩こり、腰痛、疲労におすすめのツボもお伝えします! 加えて、専門家の監修によるトリセツ流・美容のツボまで!?役立つツボ情報満載のトリセツショーです。

注目ポイント

■ツボの正体とは?

「ツボに興味はあるけど、実際に効果あるの?」という方も多いのではないでしょうか。実はツボ治療は、WHO(世界保健機関)から認められた世界基準の治療法のひとつでもあるんです。その正体と驚きのパワーとは!?「ツボを触ることで体の不調がわかる」とされる鍼灸師の神ワザや、韓国で行われた最新研究から、ツボの真実を解き明かしていきます。

■ツボはなぜ効くの?

少しずつ解明されている、ツボの効き目。例えば、合谷(ごうこく)と呼ばれる手の甲の親指と人差し指の間にあるツボを押すと、脳の血流がアップすることが分かっています。一方で、その詳細がよくわからない未確認の“ツボ”も発見されています。番組では、つらい肩こりを持つ4名に、なんと口の中にあるという“ツボ”を刺激してもらい、その効果を検証します。果たしてその結果は?

■オススメのセルフケアを全国の鍼灸師たちが伝授!

番組で「ツボで癒やしたい身体の悩み」を調査したところ、疲労、腰痛、肩こりという結果でした。そこでそれらのお悩みにオススメのツボを全国の鍼灸師300名以上にアンケート! 疲労に効くとされる“万能長寿”のツボや、腰痛だけでなく腎臓にも効くとされるツボなど、オススメのセルフケアを伝授します!

ゲストは、サンシャイン池崎さんと、加納さん(Aマッソ)。神ワザを持つ鍼灸師に、不調を見ていただいたり、美容鍼灸の専門家に、顔のリフトアップに効果が期待できるトリセツ流「リフトアップ★12」を教わったりします。押し方のコツや詳しい場所なども丁寧に解説しますので、皆さんも「押し活」始めてみてはいかがでしょうか?

★担当ディレクターが語る見どころ

ツボは、まだまだ研究中の分野でもあり、今回は、いま現在わかっている情報をお知らせできればと思います。
ナビゲート役は、WHO(世界保健機関)に認定されている361種のツボを体に宿した「ツボマン」です(ツボがプリントされた全身タイツを着ている)。ツボが体に生まれる理由とは?その仕組みを、電飾を使った人体模型で詳しく見ていきます。
取材で驚いたのは、やはりツボだけで身体の不調が分かるという鍼灸師の方との街頭大検証です。むくみから消化器系の疲れまで…ツボを押すだけで体の不調を言い当てる様子は、まさに“ゴッドハンド”、「すごい!」の一言でした。鍼灸師の方々にはスタジオにもお越しいただき、ゲスト2人の不調もチェックしたり、皆が間違って認識しているツボの正しい押し方を教えていただいたりします。ツボに救われたワンちゃんの物語も必見です。不思議なツボの世界を、ぜひご堪能ください。

5月23日(木)放送
「コレステロール」のトリセツ

健康診断の血液検査で必ずといっていいほど測定される項目のひとつが、「コレステロール」の数値です。これらの数値が悪いと「動脈硬化」を引き起こしたり、最悪の場合、「心筋梗塞」や「脳梗塞」になったり、命の危機にさらされることもあります。
実は近年、コレステロールの数値が正常の基準を満たしていても、気づかないうちに動脈硬化が進んでいるパターンがあることが分かってきました。コレステロールが気になる人も気にならない人もご注目! 手遅れになる前に、チェックすべきポイントや対策をお伝えします。

注目ポイント

■コレステロールの本当の姿とは?

コレステロールが“たまっている”という表現を聞いたことがある人は多いと思いますが、実際に血管の中を覗くと、驚きの姿が見えてきました。そして、そこから導き出される善玉コレステロール(HDL)、悪玉コレステロール(LDL)の働きとは? 知っているようで知らない、コレステロールの真実の姿を明らかにします。

■“超悪玉コレステロ-ル”とは?

実は最近、善玉・悪玉に加え、第3のコレステロールの存在が明らかになってきました。その名も「超悪玉コレステロール」です。実はこれ、コレステロールをよりためやすい性質を持ち、心臓病などの病気になるリスクを押し上げてしまいます。超悪玉ができる意外な原因と、健康診断票のある値から多いか少ないかを見分ける方法をお伝えします。

ゲストは、木村美穂さん(阿佐ヶ谷姉妹)と、塚地武雅さん(ドランクドラゴン)。お2人にご自身の健康診断票の値をチェックしていただきながら、専門医に「何に気を付けたらいいのか」「どんな人が気をつけなければいけないのか」などを詳しく解説していただきます。

★担当ディレクターが語る見どころ

番組では専門医のもとを訪ね、血管の中に潜むコレステロールの実態を見せていただきました。コレステロールは血管の中に溜まると思っていた方も少なくないと思いますが、実際は血管のある場所に溜まっていたのだという衝撃映像をお届けします。そこからさらに血管中のコレステロールが増えるとどうなるのか…。心筋梗塞を引き起こすメカニズムにも迫っていきます。
そもそも「善玉コレステロール」「悪玉コレステロール」とはどんなものなのか。スタジオでは、血管の模型を使って、かわいらしいキャラクターとともにその仕組みをご紹介します。登場するキャラクターは、善玉くん、悪玉くん、超悪玉くんなど。前半は、悪玉くんと善玉くんの働きを。後半では、超悪玉くんがどのようにしてうまれるのか、身体の中でどんな悪さをするのかなどをわかりやすくお伝えします。この回も、健康診断票などをお手元にご用意いただき、ご自身の数値と番組を見比べながら、今、何に注意しなければいけないか、そして今後何をしていけば良いのかなどを見出していただけるとうれしいです。

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