【11.16~20】5日間連続出演者発表!
     2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

    2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

    華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に
    権力の座を巡る男たち女たちの駆け引き──

    源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男 二代執権・北条義時。
    野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。

    新都鎌倉を舞台に繰り広げられる、パワーゲーム。
    義時は、どんなカードを切っていくのか──

    2020.11.16

    北条政子 役・小池栄子

    義時の姉にして源頼朝の妻。女将軍として君臨

    北条政子を演じさせていただけるとは、、、。
    女として、母として、強く、愛に生きた政子は、「一途」という言葉がぴったりな最高にカッコイイ女性だと思います。
    1年半、政子を誰よりも愛し、政子と心中する気持ちで演じさせていただきたいと思います。
    「猛女」とよく例えられますが、そうではない、それだけではない魅力的な政子として視聴者の皆様の記憶に残れるよう気合を入れて頑張りたいですね!

    北条宗時 役・片岡愛之助

    義時の兄。平家打倒を訴える熱き夢想家

    また三谷幸喜さんの大河ドラマに出演させていただけると伺ったときは素直にとてもうれしかったです。
    北条宗時は私とは真逆の人間。夢に生き、夢に散った男だったと知りました。打倒平家に燃えたその夢想家の熱意は相当なものだったと想像がつきますし、今回はその熱量をいかに表現できるかに懸かっていると感じています。自分とは正反対の生き方をした武将を演じられることに今からワクワクが止まりません!
    とはいえ、宗時は歴史文献にもあまり記録が残っていない人物。その宗時が三谷さんの脚本でどう描かれるのか、非常に楽しみです!

    平清盛 役・松平 健

    源氏の宿敵。日本を支配する平家の総帥

    〈平清盛〉は、700年続く武家政権の祖です。地下人から太政大臣まで上り詰めながら、貴族化していく姿は源氏への戒めの姿でもあると思います。源氏の遺児たちの命を奪わなかった情が、自らを窮地へ導く──〈清盛〉の激しい生きざま、抑揚をつけてしっかりと演じたいですね。諸行無常、盛者必衰じょうしゃひっすいをもって、時代のバトンを鎌倉へと渡したいと思います。

    比企能員 役・佐藤二朗

    『13人』の一人。北条と火花散る権力闘争

    僕が演じるのは「13人」の一人で、北条と火花散る権力闘争を繰り広げた比企能員(ひき・よしかず)という人物です。一歩間違っていたら、執権は北条でなく比企だったかもしれません。歴史の裏には必ず、涙を飲んだ悲運の敗北者がいます。そうした歴史の表舞台に立てなかった人物を演じるのは、ある意味役者冥利みょうりに尽きます。精いっぱい、歴史の裏側、影を輝かせたいと思います。

    2020.11.17

    畠山重忠 役・中川大志

    武士のかがみといわれた鎌倉幕府の誇る若武者

    畠山重忠と名前を聞いてもあまりピンとこず、なじみのない武将だったので、初めて知ることばかりで、楽しく勉強しています。
    知勇兼備で武士の鑑とも呼ばれた男ということで、大河ドラマであまり戦に参加したことのない僕は、ようやく戦えるのか! とワクワクしています…。
    そのあたりの準備もしっかりとしていきたいです。

    平宗盛 役・小泉孝太郎

    偉大な清盛の後継者。二代目の苦悩と戦う

    僕が初めて大河ドラマにオファーをいただいた作品が「義経」でした。そのとき平宗盛は鶴見辰吾さんが演じられていました。偉大な清盛の後継者である、宗盛。二代目の苦悩、そして父親として家族への純粋な愛情を持っている宗盛の姿が印象的でした。宗盛は弱々しいイメージがある人物として描かれることが多いですが、今回の「鎌倉殿の13人」では、三谷さんにどのように描かれるのかとても楽しみにしております。

    大姫 役・南 沙良

    頼朝の愛娘まなむすめ。純朴な少女は父の野望に巻き込まれていく──

    今回、大姫を演じさせていただくこととなりました。錚々そうそうたるキャストの皆様とご一緒できることに、とても感謝しています。

    過酷な運命をたどった大姫ですが、これから演じていく中で私の中に出来上がる大姫が、どのように仕上がるのか、不安よりも期待のほうが大きくなっています。歴史はひとつでも、その時代を生き、駆け抜けた大姫の物語に正解はなく、演じる物語は未来の私の一部になると思います。今回の役を通じ、皆様にお届けする大姫を楽しんでもらえるように精いっぱい、演じていければと思います。

    安達盛長 役・野添義弘

    『13人』の一人。頼朝の愛すべき従者

    安達盛長は頼朝の流人時代から仕えてきた最古参の御家人なのですが、13人の中でも郎党という異色の存在。頼朝のために奔走し人生を捧げ、頼朝が最も信頼し本音を語れる人物という印象です。三谷さんの作品はどの作品も斬新かつ繊細でそれぞれに違ったおもしろさがあり、出演している俳優さんを羨ましく思い、指をくわえて見ていました。今回、三谷さんが描かれる作品なので、老練で寡黙ながらもおもしろ味のある、安達盛長を演じることができればと思います。

    源行家 役・杉本哲太

    頼朝の叔父。源氏のプリンスたちを操る野心家

    今回、頼朝の叔父である源行家を演じることになりました。この行家という人物は、かなりの野心家だったからか、敵も多かったよう……エネルギッシュにいろいろな欲望をにじませられたらと思っています。大河ドラマに出演させていただくのは、今作品で8作品目。いつも思うのは、スタジオのセットもさることながらオープンセットの壮大さです。また三谷さんの作品には初参加なのでとても緊張しております。
    とにかく役を楽しみながら演じられたらと思っています。

    2020.11.18

    三浦義村 役・山本耕史

    義時の生涯の盟友。その裏の顔は敵か味方か

    三浦義村という人物には全く印象はなく、逆にどんな三浦義村を作り上げていくのが良いか、三谷さんの脚本がくるのを楽しみにしています。
    いつもそうですが、できるだけ真っ白な状態で台本を読み、そのとき内側で感じたことを大切にしたいと思っています。

    和田義盛 役・横田栄司

    『13人』の一人。勇猛豪快な坂東武者代表

    三谷さんからいただいたちょっとした“ヒント”によりますと、和田義盛は「気は優しくて力持ち、みんなから愛される西郷さんみたいなまっすぐな男。でも抜けているところがあるイジられキャラ」だそうです。その一方で、歴史上では、北条義時と最後まで張り合うことになる武将。肝を据えて小栗さんに立ち向かっていきたいと思います。

    伊東祐親 役・辻󠄀 萬長

    義時の祖父。平家に仕え、反旗を翻す頼朝の命を狙う

    久々の大河ドラマ、それも僕への当て書きだ。これほどワクワクさせるものはない。伊豆国の大豪族「伊東祐親(いとう・すけちか)」。娘の八重が頼朝とひそかに結ばれたことに激怒し二人の絆を引き裂く激しさ。頼朝憎しと執拗に追い詰める執念の強さ。そして戦いに負けとらわれの身となるが、頼朝による恩赦をあくまで拒否する、そのかたくなさ。さてどう演じるか。

    阿波局 役・宮澤エマ

    義時の妹。成り上がる北条家の冷静な皮肉家

    伊豆の素朴な武家の娘として生まれ育った娘が、鎌倉幕府の政局を揺るがすほどの影響力のある「阿波局(あわのつぼね)」になるには、混沌とした勢力争いの中を生き抜いていく北条家ならではのたくましさがあるのかな、と想像しています。三谷さんには「阿波局の人生を思い切り明るく演じてほしい」と、言われました。長い時間をかけて1人の人物を演じさせていただける喜びを胸に明るく、たくましく生きる阿波局を「歴史上の人物」を超えて愛される様、精いっぱい演じたいと思っています。

    土肥実平 役・阿南健治

    愛すべき老武者。源氏に忠義尽くす温泉郷の主

    土肥実平(どい・さねひら)は、質実剛健で奢侈しゃしを好まず、謹厳な暮らしで頼朝から称賛されて、実直に熱く仕えたが、義経との関係で失脚もする。戦では先頭に立ちたがり、いろいろと世話好きで面倒見が良くさまざまな仲裁にも入り、「みんな仲良くしようよ」が口ぐせでの、強い思いの人間である。旧友の時政の息子・義時へも気にかけて、みんな仲良く仲良くと陰ながら見守って助言もしたりして、そんな土肥実平を大いにいろいろと熱く楽しみたいと思います。

    2020.11.19

    北条時政 役・坂東彌十郎

    義時の父。天下取りの大勝負に挑む田舎武士

    歌舞伎に登場する北条時政は、既に執権職に就いており怖い人物のイメージがありますが、今回はそれ以前から描かれているようで、はじめは権力とは無縁の田舎のいち豪族、そして何より主役の義時の父という重要な役どころです。映像作品への出演経験がほとんどない私ですが、歌舞伎での時政のイメージは全て消して、三谷さんとご一緒にゼロから作り上げていきたいと思っています。撮影が始まるのを今からワクワクして待っています!

    源頼家 役・金子大地

    頼朝の息子で義時のおい。肉親北条と争う二代将軍

    源頼朝という圧倒的な父を越えようと奮闘する第二代将軍源頼家を演じさせていただきます。
    鎌倉幕府を背負う重圧はなみなみならぬものだと思いますが、頼家の激しい生涯を、彼がどんな思いで生きたのか楽しみにしていただきたいです!
    この役を演じさせていただけることをとても光栄に感じるとともに大きな責任を感じています。

    阿野全成 役・新納慎也

    頼朝の弟。僧として北条の栄枯盛衰を見つめる

    阿野全成を演じます。「あのぜんじょう」と読みます。源頼朝の異母弟であり、源義経の同母兄でありながら歴史上あまり有名ではないのかもしれません。少なくとも僕は存じ上げませんでした。三谷さんはこういった歴史上あまり有名ではない人物に注目し、その人物を描くのが本当に上手でいらっしゃるので、どの様に描かれるのか今から楽しみにしています。
    僕としては、有名な兄と弟に挟まれていた人物という事実だけでも、その心をおもうと「演じ甲斐がいがありそうだな」と思ってしまいます。「悪禅師」といわれた全成ですが、どういった意味での「悪」なのか、悪には悪にならざるを得なかった理由があると思います。心の内がにじみ出るような奥深い阿野全成を演じられるよう頑張ります。
    前回出演させていただいた「真田丸」の豊臣秀次とは真逆の役になるかもしれません。秀次のイメージとはまた違った印象を持っていただけるように全身全霊全力で挑みたいと思います。

    源範頼 役・迫田孝也

    頼朝の弟。愚直に源氏を支える努力の武将

    源範頼を演じます迫田孝也です。
    兄に偉大な武家将軍「頼朝」をもち、弟に世が憧れる英雄「義経」をもつ…。
    では範頼とは!?
    初めて知ったんですけど、源平の合戦ではなんと大将を任されていたらしく、しかも九州とも御縁があるということで、こんなすばらしい人物との運命的な出会いをありがとうございますと言いたいです。
    とはいえ、まだ“知る人ぞ知る”に留まっているこの源範頼を、この作品を通じて、世の中がその魅力に気付いていただけるよう真摯しんしに!演じたいと思っています。
    そしてその暁には、全国で大暴れしたいと思っております。
    合言葉は「源範頼、ここにあり!」です!

    大江広元 役・栗原英雄

    『13人』の一人。頭脳で乱世を生き抜く官僚

    頼朝の腹心であり、草創期の幕府の中心的存在。
    有力御家人の権力抗争からも自ら距離を取り、長きにわたり幕府に仕えた優れた政治手腕の持ち主で北条氏と協調しながら武家政権の確立に貢献した人物。
    その時代の日本における政治の激動を一身に体現した大江広元という人物を演じることは、役者冥利みょうりに尽きます。
    生き抜く力の数値がとてつもなく高い人物だと思います。
    型にとらわれず、より人間的に時代を生き抜いた鎌倉殿の13人の一人として存在できるよう全力で挑戦致します!

    2020.11.20

    源義経 役・菅田将暉

    頼朝の弟。次々と奇跡を起こす悲劇の天才武将

    「悲劇の武将」といわれ、ドラマチックに描かれることが多い人物ではあるけれど、意外と創作されているエピソードも多く実体がよくわからないところが演じるうえでは興味深いと思っています。
    いつも歴史上の人物や実在の方を演じるときに心がけているのは、“血の通わせ方”“綺麗事きれいごとで終わらせない”ということ。特に義経は綺麗なイメージがあるので、生々しく、義経は生きていたんだと僕自身も実感しながら演じていきたいです。

    三善康信 役・小林 隆

    『13人』の一人。義時たちの運命を変える慌て者

    伯母が源頼朝の乳母であった関係で頼朝の平家打倒の挙兵に大きな役割を果たし、京都朝廷の官人から鎌倉幕府草創期の政務を支える存在となる三善康信。そのドラマチックな人生を生きることが楽しみでなりません。
    平安時代末期から鎌倉時代初期へ、貴族中心の世界から武士中心の世界へという歴史の大きな転換期を、朝廷勤めで培った文官としての能力を武器に、思う存分生き抜きたいと思っております。『13人』の一人として。

    梶原景時 役・中村獅童

    『13人』の一人。寝返り重臣筆頭となる謎の敵将

    歌舞伎では『梶原平三誉石切かじわらへいぞうほまれのいしきり』という演目や、その他さまざまな演目にもたびたび登場し私自身も演じたことがあります。その人柄は、大悪人といわれることも多い、悲劇の武将『梶原景時』。でも三谷さんのことだからただの悪人というわけではないはず……。諸説ある歴史背景とともに、三谷さんがどのように描いてくださるか今からワクワクしています。

    牧の方 役・宮沢りえ

    義時の継母ままはは。都出身。夫の欲をあおり権力の座へ導く

    牧の方というと、悪女というイメージがありました。あまり悪い女を演じたことがない私にこの役をオファーしてくださったことに、驚きと喜びを感じております。主役の小栗さんをはじめ、一筋縄ではいかないすばらしい役者さんたちの中で、惜しみなく牧の方を愛し、演じようと思います。

    源頼朝 役・大泉 洋

    一族を平家に滅ぼされた流罪人。義時を右腕に天下を狙う

    源頼朝といえば、征夷大将軍であり鎌倉幕府を開いた英雄でありますが、そこに到るまでの平家との因縁や弟・義経との確執、妻・政子との物語など歴史の教科書では語られない人間頼朝をすばらしい共演者の皆々様と共に丁寧に演じていけたらと思っております。

    小栗 旬さんコメント

    毎回毎回、キャストが決まったという報告を聞くたびに、一体何事なのかと驚く連続でした。
    そして、それぞれのお名前を聞くたびにこんな豪華な方々と一緒にこの長い旅路を渡ることができることに心強く、興奮してしまいました。

    ですが、まだそれぞれの役が発表されたばかりです。

    この皆様方とどんな鎌倉時代を作り出していけるのか、そして、三谷さんがどんな鎌倉時代を我々に見せてくれるのか、期待を持って臨んでいきたいと思います。

    ただ、これはすばらしくなる、そう思わせてくれるキャストの集結にただただ、歓喜しております。

    どうぞ、ご期待くださいませ。

    大河ドラマ「鎌倉殿の13人」考証

    平安鎌倉の物語に挑む三谷幸喜さんを強力にサポートする考証チーム。中世史研究の第一線で活躍する、坂井孝一さん、呉座勇一さん、木下竜馬さんに時代考証を担当していただきます。風俗考証は「麒麟がくる」にもご参加中の佐多芳彦さんで、「真田丸」に続く三谷大河です。

    時代考証

    坂井孝一(さかい・こういち)

    プロフィール
    創価大学文学部教授。1958年、東京都出身。博士(文学)。専門は、平安末・鎌倉時代の政治史・文化史、室町時代の能・狂言を中心とした芸能史。著書は『源実朝 「東国の王権」を夢見た将軍』(2014年)、『曽我物語の史的研究』(2014年)、『源頼朝と鎌倉』(2016年)、『承久の乱 ‐真の「武者の世」を告げる大乱』(2018年)、『源氏将軍断絶』(2020年12月刊行予定)など多数。愛猫家。

    コメント
    「平安・鎌倉期の面白さと三谷大河の面白さ」
    平安末・鎌倉初期というと、源頼朝が鎌倉幕府を樹立し、武家政治が始まったというイメージが強い。ところが、歴史の実態はまだまだ京都中心、朝廷中心であった。これを覆したのが稀代きだいの帝王後鳥羽院を北条義時が倒した承久の乱である。三谷大河は、時代考証陣が提示する、こうしたあまりなじみのない史実に迫るとともに、新説を積極的に採り入れる。しかも、史実に基づきながら、時代を動かしたキャラクターを生き生きと描いてみせる。頼朝なら、政子なら、義時なら、後鳥羽院ならこんなセリフをしゃべり、こんなふうに振る舞ったのではないかと思わず目をみはる面白さ、まさに「三谷ワールド」である。歴史学の専門家である時代考証陣も感嘆する「歴史ドラマ」をご堪能いただきたい。

    呉座勇一(ござ・ゆういち)

    プロフィール
    国際日本文化研究センター助教。1980年、東京都出身。博士(文学)。専門は日本中世史。『戦争の日本中世史』(2014年)で角川財団学芸賞を受賞。ほかの著書に『一揆の原理』(2012年、2015年復刊)、『応仁の乱―戦国時代を生んだ大乱』(2016年)、『陰謀の日本中世史』(2018年)、『日本中世への招待』(2020年)など。

    コメント
    後世の私たちから見ると武家政権の誕生は必然のように感じられますが、同時代人は想像もしていなかったはずです。北条義時はもとより、源頼朝も後白河法皇も、そして後鳥羽上皇も明確なビジョンを持っていませんでした。さまざまな思惑が交錯した結果、鎌倉幕府は成立し承久の乱が起こります。「新選組!」「真田丸」がそうだったように、三谷幸喜さんの作品の魅力は群像劇にあると思います。一人の英雄ではなく、みんなが新しい時代を作った。「鎌倉殿の13人」がそんなドラマになるようお手伝いできれば幸いです。

    木下竜馬(きのした・りょうま)

    プロフィール
    東京大学史料編纂へんさん所助教。1987年生まれ。修士(文学)。専門は鎌倉幕府、中世法制史。最近は御成敗式目の写本にお熱。主な論文に「武家への挙状、武家の挙状」(『史学雑誌』128巻1号、2019年)、「鎌倉幕府による裁許の本所申入」(『日本歴史』2017年9月号、2017年)など。

    コメント
    北条義時らが生きた中世初期(平安末〜鎌倉期)は、江戸時代や戦国時代からイメージされる伝統日本とはかなり異質な時代です。暴力、名誉、国家、法、イエ、ジェンダー……などなどの面において、後代とはずいぶん違う価値観で時人じじんは暮らしていました。創作では、ややもすると、現代に引き寄せた言動を歴史上の人間にさせてしまう“擬人化”に陥りがちですが、三谷さんや制作陣はなるべく中世初期という時代に寄り添おうとしています。わたくしは、歴史学の成果をお伝えすることで、それをサポートしたいと思います。

    風俗考証

    佐多芳彦(さた・よしひこ)

    プロフィール
    立正大学文学部教授。1963年、神奈川県鎌倉生まれ。専門は、有職故実・風俗史 日本古代・中世史 絵画史料論。著書は『服制と儀式の有職故実』(2008年)、共著で『歴史をよむ』(2004年)。NHK大河ドラマ「平清盛」「真田丸」「おんな城主 直虎」「麒麟がくる」で風俗考証、NHKドラマ「アシガール」「風雲児たち~蘭学革命篇~」「家康、江戸を建てる」で時代考証を担当。

    コメント
    私の仕事は風俗考証です。俳優の皆さんを当時の衣服で包み込み、戦場を、生活を、日々の営みを再現し、画面の隅々まで当時の風俗で満たすことです。時代の空気感を視聴者のみなさまにお届けできるよう最善を尽くすことを約束します。三谷さんはさまざまな伏線を作品中に縦横に巡らせ、キャラクター一人一人を大切にしながら群像劇を自在に創られます。誰も見たことのない鎌倉幕府草創期の群像劇を拝見するのが楽しみです。

    2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

    【放送予定】2022年1~12月

    【制作統括】清水拓哉、尾崎裕和

    【演出】吉田照幸、末永 創、保坂慶太、安藤大佑

    【プロデューサー】長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介

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