“伊藤若冲”の知られざる物語
中村七之助 × 永山瑛太 インタビュー

正月時代劇「ライジング若冲(じゃくちゅう)~天才 かく覚醒せり~」

2021年1月2日(土)[総合・BS4K]後7:20〜8:35


1月16日(土)[BSプレミアム]後9:00~10:30<完全版>

来年の正月時代劇「ライジング若冲 ~天才 かく覚醒せり~」。江戸時代の天才絵師・伊藤若冲。謎に包まれた天才の実像を初めて本格的にドラマ化、綿密な考証と大胆な仮説に基づき、アートなエンターテインメントとして世に問う問題作。

伊藤若冲を演じる中村七之助さんと、若冲終生の最高の理解者であり、名プロデューサーの大典顕常を演じる永山瑛太さんにお話を聞きました。詳しくは動画で!

 制作者のことば

作・演出 源 孝志

この企画は撮影現場で生まれた。伊藤若冲を主役にしたドラマを作りませんか? と、監督モニターの後ろに陣取るプロデューサー諸氏から言われたとき、「若冲?あのニワトリの?」くらいな知識しかない私は、たまたまモニターに映っていた中村七之助に仮託してみた。その時七之助がっていたのは幽霊にとり殺される哀れな色男の役で、天才画家の片りんもなかったが、案外、天才というのは頼りなく、弱い人間なのかもしれないと思ったら、がぜん若冲と言う人物をイメージしやすくなった。

ところが若冲、調べ始めると謎だらけの男で、しかも性格的には謹厳実直、面白みにかける。私を助けてくれたのは大典顕常という魅力的なハイスペック僧侶の存在だった。美術界にはこの二人の恋愛感情に言及する研究者もいる。

若冲と大典。この二人の愛と成長の物語にすればいいのではないか? なおかつ二人の周りには円山応挙や池 大雅、売茶翁という謎の路上茶人までいるキャラクターの宝庫。そのことに気づいたとき、ようやく私の頭の中に、芸術の花咲く宝暦年間の京都が原色で浮かび上がった。そのような作品になっている、と思うんですけど…。

プロデューサー 川崎直子

2007年相国寺承天閣美術館で「動植綵絵」30幅を同時に見たときの衝撃と高揚感。まるでバチカン大聖堂でミケランジェロの「最後の審判」を見たときに感じたのと同じくらいの「圧」でした。これが本当に一人の男の仕業なの?!「若冲」の美術番組はNHKではたくさん制作され、私にはチャンスはないだろうと思っていたところ、「若冲をドラマにできないか」とお話をいただきました。

今回は小説を原作とはせず、可能な限りの美術史的知見を集め、若冲、運命のパートナー大典、そしてご近所さんでもあった芸術家たちの軌跡を年表化し、それを源監督に提供し、史料のないところは大胆に想像の翼を広げて傑作「動植綵絵」誕生背景を描いていただきました。ルネサンス期のフィレンツェで三巨匠が同じ空気を吸っていたように、18世紀京の都にも個性的なアーティストがかっ歩し、交流し、感化しあっていたかと思うとワクワクします。どうぞ皆さんもワクワクしながらご覧ください!

正月時代劇「ライジング若冲じゃくちゅう 〜天才 かく覚醒せり〜」

【放送予定】
2021年1月2日(土)[総合・BS4K]後7:20〜8:35

1月16日(土)[BSプレミアム]後9:00~10:30<完全版>

【作・演出】源 孝志

【音楽】阿部海太郎

【出演】
中村七之助 永山瑛太 / 中川大志 大東駿介 門脇 麦 / 渡辺 大 市川猿弥 
木村祐一 加藤虎ノ介 / 永島敏行 石橋蓮司

【制作統括】宮坂佳代子、伊藤 純、八巻 薫

【プロデューサー】川崎直子、八木康夫

 年始にはこちらの歴史番組も!

「邪馬台国サミット2021」

【放送予定】
2021年1月1日(金)[BSプレミアム]後7:00

日本史上最大の謎のひとつ「邪馬台国」。「邪馬台国はどこにあったのか?」「女王・卑弥呼とは何者なのか?」長年にわたって繰り広げられてきた九州説と近畿説の論争はいまだ決着をみていません。一方、近年あいつぐ考古学的な発見からは古代日本の姿をめぐる新たな知見が続々登場。議論はますます白熱しています。今回、第一線で活躍する研究者たちが一堂に会し、「邪馬台国サミット2021」を開催! 最新の証拠や資料を検証し、自説をぶつけ合う「歴史激論バトル」を繰り広げます。根強い定説から珍説、近年の発掘成果による最新の説まで徹底紹介。これを見れば邪馬台国の最前線がわかる! 令和の時代の「邪馬台国論争」決定版。

【司会】爆笑問題

【解説】本郷和人(東京大学史料編纂所教授)

【出演者】
石野博信(兵庫県立考古博物館)、片岡宏二(小郡市埋蔵文化財調査センター)、佐古和枝(関西外国語大学)、高島忠平(佐賀女子短期大学)、寺沢 薫(纒向学研究センター)、柳田康雄(國學院大學博物館)、渡邉義浩(早稲田大学)ほか

英雄たちの選択スペシャル
「古代人のこころを発掘せよ!(仮)

【放送予定】
2021年1月3日(日)[BSプレミアム]後9:00〜11:59

今回の正月スペシャルでは、縄文・弥生・古墳の3つの時代にスポットをあて、最新の発掘調査や研究にもとづき、古代人の実像に迫ります。
展覧会が大盛況となる人気ぶりの「土偶」。その個性的な表情や姿から、縄文人のどんな心理が読み取れるのか? 弥生人が築いた海洋経済ネットワークの秘密とは? 人々が巨大な前方後円墳を作るのをやめ、ディテールに凝った内装の「装飾古墳」を作るようになったのはなぜか? 社会や死生観のどんな変化がそこに投影されているのか?
スタジオでは、様々な分野の専門家が自在にトークを展開。私たちの“遠い先祖たち”は何を考え、どう生きたのか。それは現代の日本人の心と、どうつながっているのか。ロマンあふれる古代史の魅力をひもときます。

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