これまでの街歩き

セゴビア/ スペイン

2010年5月9日(日) 初回放送

語り:中嶋朋子

撮影時期:2010年3月

このコンテンツを表示させるには Adobe Flash Player が必要です。

Flash Player ダウンロード

Map

水道橋と寄り添う街

首都マドリードから車で1時間ほど、スペイン中央部の丘陵地帯に広がるセゴビアに到着します。メインストリートを歩きだすと、いきなり巨大な石の橋が見えてきました。地元の人に聞くと、2000年もの間立ち続ける「水道橋」なんだそうです。とにかく大きい!
その水道橋が水を運んでいた城壁の中、セゴビア旧市街へ向かいます。旧市街の路地は、立体的な壁の模様が美しいことに気づきます。街中がさまざまな模様で彩られています。
ルートは旧市街の一番北へ。そこには歴代の王たちの宮殿、セゴビア城が優雅な姿でたたずんでいます。まるで、おとぎ話の国に来たような気分です。
今度は旧市街を背に、水道橋に沿って街の南東へ。途中、水道橋をバックに結婚式の記念写真を撮る新婚さんに出会いました。「セゴビア人として、街の象徴である水道橋の写真は欠かせない」のだそうです。
さらに進むと、道は緩やかな上り坂になり、水道橋のすぐ脇まで共同住宅が立ち並ぶようになります。窓辺にはおばあちゃん、同居するかわいい猫、お隣の子供たちが次々に現れ、何とも庶民的な雰囲気が漂うエリアです。
夕方、街のはずれでついに水道橋は途切れ、腰の高さほどの石垣だけに。ここでよじ登って遊んでいる子供たちに遭遇。「昔は、ここから遠くまで橋は延びていたんだよ」と、教えてくれました。
子供から大人まで、水道橋に寄り添って暮らす街。誰もが街を自慢するその笑顔が、とても素敵で幸せそうでした。

※NHKサイトを離れます
ページトップ