世界ふれあい街歩き

幸せあふれる、アルプスの水辺の街

穏やかな湖面に、アルプスの山々を映すアヌシー湖。ヨーロッパ屈指の透明度を誇ります。
朝、湖畔の道から街歩きをスタート。“愛の橋”という看板のついた小さな橋を渡っていきます。通りがかりの人に聞くと、「よく分からないけど、思想家ルソーが、ヴァランス夫人にキスをしたことがその名の由来かも」という説も。
12世紀の古い街並みが残る旧市街には、湖を源とするティウー川が流れ、白鳥の親子が気持ち良さそうに泳いでいます。川のほとりに住むマダムには、お気に入りのベランダを見せてもらいました。ご自慢は、建物の正面を覆う“真っ白な藤の花”だそうです。
青空市場では“幸せを呼ぶ白い花”を購入する女性と出会ったり、公園では手作り弁当を食べる男性に出会ったり・・。
建物の間から時折のぞくアルプスの山々を楽しみながら向かった住宅街では、川で愛犬を遊ばせる男性に遭遇。うれしそうに犬かきしている愛犬と、それをニコニコ眺めている男性・・。水辺の暮らしを本当に楽しんでいるようでした。
「バラが2人の愛の象徴」というご夫婦からは、花言葉を教わりました。
アルプスのふもとの清らかな水辺に暮らす人々の、それぞれの幸せに出会う街歩きです。