これまでの街歩き

コルドバ/ スペイン

2014年9月9日(火) 初回放送

語り:中村梅雀

撮影時期:2014年6月

※動画の公開は終了いたしました

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花と歴史を大切に守る街

 古代ローマとイスラムとキリスト教、異なる3つの時代の面影を残すスペイン南部アンダルシア地方の街、コルドバ。イスラム王朝時代には首都として西方イスラム文化の中心となりました。今回はそのイスラムのたたずまいを残し、世界遺産にも登録された歴史地区から歩き始めます。
 年代を感じさせる石造りの城壁の門をくぐって歴史地区へ。白い壁と窓を飾る色鮮やかな鉢植えの花が印象的な街並みが広がります。道は狭く、迷路のように入り組んでいます。歴史地区の中心は「メスキータ」と名づけられた大モスク。ローマ時代の石の円柱を使って、イスラム王朝時代に建設され、のちにキリスト教の大聖堂として生まれ変わったこの建物は、コルドバの歴史を象徴しているようです。
 またコルドバはパティオ(中庭)祭りの街としても有名。白壁の内側には色取り取りの花と果実が咲き乱れる、すてきな楽園があります。
 花と庭を愛し、歴史と調和して暮らす人々に出会う街歩きです。

※NHKサイトを離れます
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