世界ふれあい街歩き

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これまでの街歩き

リューベック/ ドイツ

2006年1月24日(火) 初回放送

語り:小池栄子

撮影時期:2005年10月

世界地図

地図

場所

ドイツ北部の都市リューベック。バルト海からトラヴェ川を15キロほどさかのぼった内陸にあるため、悪天候でも波風の被害を受けない理想的な港です。旧市街は、トラヴェ川の中州に開けた楕円形をしています。
1143年、バルト海付近のドイツ最初の都市として作られたリューベックは、当初は地方の諸侯が治めていましたが、次第に市民たちの力が大きくなり、1226年、神聖ローマ皇帝フリードリッヒ2世から、「帝国自由都市」の地位を手に入れました。その後は、周辺の自由都市と共にハンザ同盟を組み、その盟主として繁栄を続けました。リューベックの商人は、当時「白い金」と呼ばれ主要交易品であった塩を取引し、ばく大な富を築きあげました。その後、ハンザ同盟の衰退によって、リューベックも衰えましたが、かつて「ハンザの女王」として勢力を誇った華やかな街の風情は、今に伝えられています。旧市街は、1987年に世界遺産に登録されました。

Information

迷路のような通路、ガングGang

中世に建てられたレンガ造りの美しい町並みの中に、迷路のように張り巡らされているのが「ガング=Gang」と呼ばれる入り組んだ通路。土地が狭いリューベックでは、商人たちは通りに面して大きな館を建て、その脇に細いトンネルを作って、奥に従業員たちが住む小さな長屋をいくつも建てたのです。時と共に、長屋の数は増え、新しい通路も次々に出来ました。街には、今も80か所以上のガングが残っています。

人形博物館

世界各国の人形劇に使われる人形を展示している博物館。1万5千にも上る人形コレクションは、館長フリッツ・ファイ氏の父親が、人形劇を上演しながらヨーロッパ中を回って集めた人形に始まり、ファイ氏自身が世界中の人形劇の人形を集めて増やしてきたもの。現在では、人形だけでなく、衣装や小道具、100年以上前に人形劇の伴奏に使われていた手回しオルガンなどを幅広くコレクションしています。

船乗りたちの集会所

1535年に建てられた船員たちの集会所が今も残っています。街が繁栄を極めた中世の時代、船乗りたちは出航の前にここに集合し、航海の打合せをしました。
重厚な木製ベンチの両側に彫り込まれたレリーフは、それぞれの船のしるし。天井に吊るされた数々の船の模型の中には、古いものでは400年前のものもあります。今でもリューベックの船乗りたちは、毎週火曜日にここへ集まり、伝統を受け継いでいます。

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