これまでの街歩き

ブリスベン/ オーストラリア

2014年3月18日(火) 初回放送

語り:貫地谷しほり

撮影時期:2014年1月

世界地図

地図

場所

 オーストラリア東部に位置する、クイーンズランド州の州都。シドニー、メルボルンに次いで、オーストラリアで3番目に大きな都市と言われています。大きく蛇行しながら流れるブリスベンリバー沿いに街が広がっています。
 それぞれの街区は個性にあふれ、多くの移民を受け入れて来た事からも、多種多様な文化が見て取れます。周囲はゴールドコーストやサンシャインコーストなど、オーストラリア有数の観光地に隣接し、海外からの観光客を受け入れるゲートシティとしての顔もあります。
 気候は亜熱帯気候で、川をはじめ、海や山といった豊かな自然に囲まれた、穏やかな面も持ち合わせている都市です。

Information

ブリッジクライムと街の歴史

 ブリスベンリバーに架かるブリスベンのランドマーク「ストーリーブリッジ」。ここでは、橋の頂上まで登るブリッジクライムツアーが人気です。ナショナルトラストにも登録された美しい橋の高さは最高地点で79m。ツアーでは、この頂上からの絶景が堪能できます。中でも、日没から夜にかけて行われるナイトツアーは、ブリスベンの夜景を目の前にしながら登る大迫力のツアー。ガイドはブリスベンの街の歴史に精通しているため絶景と同時に歴史散歩も楽しめるというわけです。元々イギリスの流刑植民地として開拓された過去からは想像もつかないほどの発展を遂げたブリスベン。ストーリーブリッジに登れば、ますます大きく成長し続けているこの街のパワーを実感できる事でしょう。

食べ歩きグルメ

街歩きしながら手軽に楽しめるご当地の味を、厳選してご紹介!

 モデルの仕事をしているエボニーさんが、ブリスベンに昔から伝わるオススメのスイーツベスト3を紹介してくれました。

ラミントン

ブリスベンのお菓子屋さんやパン屋さんなど、いろいろなお店に並ぶ大人気のスイーツです。昔、ラミントン卿という人物が、ケーキのスポンジを間違ってチョコレートソースの中に落としてしまい、手が汚れないようにココナツパウダーをまぶして食べたのが始まりなんだとか。チョコレートソースとココナツパウダーの風味が絶妙なバランスです!

パブロバ

名前の由来は、1920年代に世界的に活躍したロシア人バレエダンサー、アンナ・パブロバからきていると言われています。オーストラリア公演の際にこのスイーツを食べたパブロバは、とても感激したんだとか。発祥の物語には諸説ありますが、メレンゲを焼き上げてクリームとフルーツを盛りつける作り方は昔からあったようです。現在パブロバにはさまざまな種類や味がありますが今回はロールケーキのように丸く巻いたタイプを紹介しています。

アンザックビスケット

ブリスベンの家庭に昔から伝わる、庶民的なビスケットです。アンザックとは、第一次世界大戦の時に編成された、オーストラリア・ニュージーランド軍団(Australian and New Zealand Army Corps)の頭文字を取った言葉で、この部隊の保存食品として、日持ちがして栄養価が高いビスケットを兵士に持たせたのが始まりなんだとか。麦の食感が楽しいスイーツです。

ちょっとより道

街からちょっと足をのばして、イチ押しの観光スポットを訪ねます!

ノースストラドブローク島

 ブリスベン郊外の港からフェリーで40分ほど沖合にある、ノースストラドブローク島。ブリスベン北部にあるフレーザー島に次いで、世界で2番目に大きい“砂でできた島”です。
 なんとこの島では、コアラやイルカ、クジラなどの野生動物を間近に見ることができるんです。今回は四輪駆動車で島中を駆け巡りながら、野生のコアラを探すツアーに参加します。でも、なぜ砂の島に野生動物が生息できるのでしょうか?それは、島には地下水が十分に存在するため、大きな森が育つからなんです。そんなガイドの解説を聞き、波の合間をジャンプするイルカたちを見たり、ユーカリの林にコアラを探したりしながら、ツアーは続きます。野生のコアラに出会えるかどうかは運次第だとガイドは言いますが、この島を熟知したガイドと行くツアーなら、コアラに出会える確率はぐっと高まることでしょう。

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