世界ふれあい街歩き

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これまでの街歩き

モスクワ/ ロシア

2016年8月30日(火) 初回放送

語り:松田洋治

撮影時期:2016年5月

世界地図

地図

場所

 ロシア連邦の首都モスクワは、ロシアの中西部、東ヨーロッパの中央部に位置する人口約1200万の大都市です。12世紀の半ばにキエフ大公ユーリー・ドルゴルーキーが砦(とりで)を築いたのが街の始まりで、その後13世紀にモスクワ大公国の、15世紀以降はロシア帝国の首都となりました。1712年、ピョートル1世によって首都はサンクトペテルブルクへと移されましたが、ロシア革命後の1918年、再びモスクワが首都となり現在に至ります。
 市の中心をモスクワ川が流れ、クレムリンと赤の広場を中心に放射状に広がる市街地にはボリショイ劇場やモスクワ芸術座、プーシキン美術館などたくさんの由緒ある文化施設が点在しています。クレムリンと赤の広場は1990年に世界文化遺産に登録されました。

Information

クレムリンとモスクワの歴史

 クレムリンは「城塞」という意味で、別名「屋根のない歴史博物館」と言われるほど、モスクワの歴史がよくわかる場所。12世紀の半ば、モスクワ川のほとりに築かれた砦(とりで)がその始まりです。
 現存する一番古い建築は15世紀にイワン大帝が建てたウスペンスキー大聖堂ですが、建築中に地震で完全に倒壊したため、急きょイタリアから建築家を呼び寄せて完成させたという逸話があります。
 城壁の一番古い部分はタイニツカヤ塔。タイニツカヤとは「秘密」という意味で、かつてその下にはモスクワ川に通じる秘密の抜け穴があったそうです。
 現在のロシア連邦大統領府もクレムリンの中にあります。塔に旗が上がっていれば、プーチン大統領が中にいる、という意味なんだそうです。

食べ歩きグルメ

街歩きしながら手軽に楽しめるご当地の味を、厳選してご紹介!

フードコーディネーターのアリョーナさんが、モスクワっ子の大好物を紹介してくれます。

アイスクリーム

アイスクリームはロシアで一番人気のストリートフード。冬でもこれが欠かせません。おいしさの秘密はソビエト時代に設定された厳しい品質基準で、今でもそれが守られているのです。良質の原料がたっぷり使われていいて、とても濃厚な味。ゴーリキー公園で食べるのが一番のおすすめです!

ペリメニ

ペリメニは小麦粉の皮で具材を包んでゆでたもの。伝統的な具は肉ですが、各家庭でさまざまなレシピがあります。サワークリームを添えるのが定番。ペリメニはアジア発祥と考えられ、モンゴル人に支配された時代にロシアに伝わりました。19世紀にはモスクワでも大人気になって、最近ではおしゃれな専門店も登場しています。

ピローグ

ピローグは色々な具を詰めて焼いたパイのようなパンです。具は果物などの甘いものから、肉やマッシュルームまでさまざま。日本ではピロシキが有名ですが、ピローグはその大型版。家族みんなで食べるには、こっちのほうが作りやすくて人気なんです。

ちょっとより道

街からちょっと足をのばして、イチ押しの観光スポットを訪ねます!

マトリョーシカの本場・セルギエフ・ポサード
語り:濱田マリ

 今回のより道はロシア土産の定番、マトリョーシカで有名な街セルギエフポサードへ。モスクワからセルギエフ・ポサードまではバスでおよそ1時間半。この街にはロシア正教の聖地、セルギエフ大修道院があります。ロシア正教徒の精神的な中心地で、昔から巡礼者が訪れる場所でした。
 巡礼者は国へ帰るときに何かお土産がほしいと考えました。そこで17世紀頃から、修道院のミニチュアなどの木工製品が造られるようになったのです。マトリョーシカも、約100年ほど前にそんな理由で生まれました。
 大聖堂のすぐそばにあるマトリョーシカ博物館には100年前のものや宇宙飛行士を描いたものなど、珍しいマトリョーシカが展示されています。展示品の中にはこけしや七福神など日本の人形も。実はマトリョーシカの源流は箱根の七福神の入れ子人形だ、という説があるのだそうです。マトリョーシカと日本がつながっているかもしれないなんて、意外ですね。

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