世界ふれあい街歩き

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これまでの街歩き

シルクロード 乾杯の街
トビリシ/ ジョージア

2017年3月7日(火) 初回放送

語り:草刈正雄

撮影時期:2016年11月

世界地図

地図

場所

 ジョージアは、アジア、中東、ヨーロッパのちょうど真ん中に位置する国。5000メートル級の峰々が連なるコーカサス山脈の南にあり、面積は日本の5分の1程度。ロシア、トルコ、アルメニア、アゼルバイジャンに接し、西は黒海に面しています。
 黒海沿岸は亜熱帯気候で内陸部は地中海性気候と、バリエーション豊かな自然を擁しています。山脈の影響で冬も比較的温暖な気候のもと、茶、果物、たばこ、ブドウ栽培を中心とする農業や畜産が盛んで、ワイン造りの歴史は世界最古と言われています。
 首都トビリシはジョージア東部にあります。カスピ海に注ぐムトクヴァリ川が市内を流れ、古くから東西交易の要衝として、さまざまな民族と物資が集まる街でした。長い歴史の中で この街を往来した文明が混在し、独特の街並みが広がっています。

Information

トビリシっ子の心意気

 トビリシがジョージアの都になったのは6世紀。シルクロードの交易拠点として栄えた街は、その魅力ゆえに周囲から攻撃を繰り返し受けました。人々は要塞を築いて必死で抵抗しましたが、ローマ、ペルシャ、モンゴル、ロシアなど大国の支配下に置かれた歴史は長いです。
 その一方で、外から入って来た人々が新しい文化と繁栄をもたらしました。そうした中、「客人は神様からの使い」という ことわざも生まれました。今もなお、不屈の精神ともてなしの心が大切にされています。
 激動の歴史の中でトビリシの人々がかたくなに守ってきたのが「ジョージア語」と「ジョージア正教」。ジョージア語は固有の文字を持ち、言語学的にも他に類を見ない独特な言語。また、ジョージアは世界で2番目に早くキリスト教を国教にした国。トビリシに数多くある教会は あつい信仰の表れです。

食べ歩きグルメ

街歩きしながら手軽に楽しめるご当地の味を、厳選してご紹介!

トビリシの食いしん坊な父娘、ギオルギさんとエレーネさんに、トビリシのとびきり料理と その食べ方を教えてもらいました!

ハチャプリ

トビリシっ子のソウルフードとも言えるハチャプリは、舟形のパンにフレッシュチーズをどっさり載せて焼き上げたもの。とろとろに溶けて焦げ目のついたチーズの真ん中に卵の黄身を落として出来上がり。黄身とチーズをよく混ぜ合わせ、外側のパンをちぎってチーズをつけながら食べるのが正しい食べ方。卵とチーズのコラボが絶妙です。

ヒンカリ

ひき肉とタマネギ、コリアンダーを混ぜた具を小麦粉の皮で包みゆであげたのが、ヒンカリ。まるで巨大なギョーザか小籠包(ショウロンポウ)のよう。シルクロードがもたらした中国の食文化の影響らしいです。ゆであがったヒンカリの皮の中には、コリアンダーの風味がきいた肉汁がたっぷり。それを一滴残らず味わうために、一気にかぶりつくのが おいしい食べ方なのだそう。

プハリ

クルミのペーストを使った伝統料理のプハリ。すりつぶしたクルミにハーブやザクロなどを混ぜて作ったペーストを、揚げナスや焼きピーマンなどに塗って くるくる巻いて、上からザクロを散らしたら完成。クルミの香ばしさとザクロの甘酸っぱさが絡み合ったサイコーにおいしい逸品。

ちょっとより道

街からちょっと足をのばして、イチ押しの観光スポットを訪ねます!

古代ワイン造りの村 ベリシヘ
語り:濱田マリ

 8000年も前の製法でワイン造りが行われているベリシヘ村を訪ねます。「‟古代ワイン”造りでは 大きな素焼きのツボを使う」。その手掛かりを元に、村でワイン探しを開始。
 まず見つけたのは、ワイン造りでなくて伝統菓子の「チュルチュヘラ」作り。糸で数珠つなぎにしたクルミを、ブドウ果汁と小麦粉を煮詰めたものでコーティングした甘いお菓子でした。続いて、庭に巨大なツボが転がっているのを発見。「これを地面に埋めてワインを造るのよ」と家の人。そこは古くからのワイナリーで“古代ワイン”を造っていました!
 建物の奥の土間では地中にツボがいくつも埋まっていました。このツボに、ブドウの搾り汁、皮、種を一緒に入れて発酵させるんだとか。素焼きのツボを使うと、中でワインが呼吸することができ、さらにツボを地中に埋めることで温度が一定になって、ゴキゲンな味が生まれるんだとか。最後にご主人が、透き通った香り高い“古代ワイン”をツボから取り出してくれました。

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