世界ふれあい街歩き

※NHKサイトを離れます

これまでの街歩き

パリ・オペラ座界わい/ フランス

2009年12月10日(木) 初回放送

語り:中嶋朋子

撮影時期:2009年10月

街の「本屋さん」

Photo

最初に出会ったパサージュは「ギャルリ・ヴィヴィエンヌ」という名前。パリで最も美しいパサージュと言われています。中を歩いて行くと、19世紀の雰囲気が漂う本屋さんを見つけました。話を聞くと1826年から続く老舗(しにせ)でした。
曽祖父の代から数えて4代目のご主人は、子どものころ、学校が終わるとこのお店に遊びに来ていたんだそうです。「パサージュの歴史を肌で感じてきた」というご主人、およそ100年前のブックカバーを見せて下さいました。お店の宣伝や本のリストが印刷されています。意外と実用的な感じです。
パサージュの歴史とともに歩んできたこの本屋さんは、古き良き時代のパリを今でも身近に感じることができる場所。「パサージュは時を超えた特別な場所」という別れ際のご主人の言葉が印象的でした。

街の「絵はがき」

Photo

オペラ座の東にある「パサージュ・デ・パノラマ」にやってきました。
ここで小さな絵はがき屋さんを発見しました。このお店、実は誰かがすでに使った古い絵はがきを扱っていて、昔のフランス各地の風景や生活が写されている写真を目当てに人々が訪れています。田舎の懐かしい風景、第一次世界大戦時の悲惨な状況など、題材はさまざま。戦時中の写真を探していたおじいさんは、4歳のころにドイツ軍から逃げた時のことを思い出している様子でした。「今の時代が好き。平和な時代です」と語ってくれました。
遠い昔のパリを見ることができる絵はがきは、時をさかのぼり、今の時代を大切に考えることができるアイテムのようでした。

街の「花屋さんの家」

Photo

夕暮れどき「パサージュ・デュ・グラン=セール」にやってきました。
高い天井と美しいガラス屋根が特徴のパサージュです。そこで花屋さんの男性と出会うことができました。パサージュの上に住んでいて、家に招待して下さることに。年季の入った階段を上り、最上階の赤い扉を開けると、パサージュの屋根に沿ってテラス付きの家々が並んでいました。「ここは小さな村のような場所」と言うおじさん。ご近所とも気さくなお付き合いがあり、テラスで食事をすることもあるのだとか。お隣の家のテラスも、おじさんのアドバイスで鉢植の緑がいっぱいです。
パサージュのガラス屋根に映る夕暮れの空が美しい、何とも不思議な空間。普段は目にすることのない、パサージュでの温かい生活に触れることができました。

※NHKサイトを離れます
ページトップ