これまでの街歩き

リバプール/ イギリス

2014年12月23日(火) 初回放送

語り:小倉久寛

撮影時期:2014年9月

街の「出発点」

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 ビートルズの銅像が建つ路地に入っていくと、店の前で記念撮影をする観光客が。ここは何、と聞くと「ビートルズの出発点だよ」。入ってみると、中はれんが造りの倉庫のようなライブハウス、ステージでは演奏の準備をしていました。ここは、ビートルズが1961年から1963年まで292回演奏し、のちにマネージャーになるブライアン・エプスタインが彼らを見いだしたという由緒あるクラブ。このステージでライブをしたいという若いアーティストが今も後を絶たないのだとか。
 演奏の準備をしていたミュージシャンが、恋人にささげたというオリジナルの歌を披露してくれました。歌の威力か、彼女とは結婚することになり、もうすぐ赤ちゃんも生まれるとか。ファーストシングル、ヒットするといいですね。

街の「カーラー」

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 ショッピングエリアを歩いていると、髪にカーラーをつけたままの女の子たちを発見。カーラーはずすの忘れたのかな? そんなはずはない、と聞いてみると、カーラーをはずし忘れたのでもなく、ファッションでもなく、夜のお出かけのための準備中。セットの途中でネイルカラーや買い物のために出かけてきたのだとか。「リバプールの女子はみんなやってるわ」と平然としています。おしゃれをするためには人目も気にしない、なんとも大胆なリバプール女子。びっくりしたけれど、周囲の人は気にしていなかったから、リバプールではごく当たり前のことみたいです。女の子たちの大らかさに、すがすがしさすら感じました。

街の「元港湾労働者」

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 夕方、路上でおいしそうにビールを飲んでいる男性たちに出会いました。
 「飲んで行きなよ、中に仲間がいるんだよ」と誘われるままに入っていくと、リバプール港で働いていた元港湾労働者が集まっていました。1995年から2年半に渡る労働闘争の果て、全員解雇されてしまったというのです。イギリス中で港湾労働者の権利が剥奪されていく中、最後まで闘ったのがリバプールの労働者。いまでも強い絆でつながっていて、パブは元労働者をサポートする集会所になっているんだとか。リバプール港で働いていたと言えばイギリス中どこへ行っても尊敬されるんだ、と、誇りを持っていました。
 きれいな港街に、発展を支えた労働者の歴史もあったんですね。

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