第108回 美輪明宏スペシャル
本放送 2009年10月14日(水)
再放送 2009年10月20日(火)
2008年10月、2週にわたって「SONGS」に、歌手としてはおよそ8年ぶりとなるテレビ出演を果たし、大きな話題を呼んだ、美輪明宏さん。放送後、再び出演を熱望する声が殺到し、1年ぶりの「SONGS」が実現しました。
美輪明宏さんは、1952年、17歳で歌手としてデビュー。以来74歳となる現在も1年の半分をコンサート活動に費やし、自身のオリジナル曲をはじめ、シャンソンから日本の抒情歌まで幅広いレパートリーを誇っています。曲への造詣は深く、曲の時代背景を丁寧に説明するなど、独自の価値観で形作られる音楽会は、人気が高く、なかなかチケットが取れない状態が続いています。
TVでもコンサートでも“歌う美輪明宏”をなかなか見ることができない中、今回のSONGSでは、去年の放送に続く美輪明宏のアザーサイド。深淵なる音楽と美の世界をたっぷりと堪能してもらい、独自の世界観を語りつくしてもらうため、放送時間枠を15分拡大して、44分間のスペシャルとして放送します。
今回は、「おぼろ月夜」など、美輪さんが大事にしている美しい日本の叙情歌の世界。長崎での原爆の体験をつづった「ふるさとの空の下に」。自殺と愛がテーマになっている「暗い日曜日」。そして圧巻のパフォーマンスの「老女優は去りゆく」。美輪さんの音楽の世界を、たっぷりとお送りします。
そして、現代の日本において美輪さんが大切に思っている「美」について、中原淳一のデザインや、女優論など、たっぷりと語りつくします。