矢野顕子

第292回 矢野顕子

本放送 総合 2014年3月22日(土)午後11:00 ~ 午後11:29
再放送 総合 2014年3月28日(金)午後11:00 ~ 午後11:29
※3月27日(木)深夜

3月に「akiko」以来5年半ぶりのオリジナルスタジオアルバムをリリースする矢野顕子。
デビューして38年。彼女の創作意欲はいまだ衰えるところを知らない。
「SONGS」4回目の登場となる今回は、青森への里帰りに密着しロケを敢行。
幼少期に通いつめたピアノ教室の40数年ぶりの訪問や小学校中学校の同窓会を取材。
また2005年に「出前コンサート」で訪れた青森県立美術館を再訪問し、
青森在住の演奏家・山上進との再会セッションを収録。矢野顕子の原点を、青森で探る。

セットリスト

在広東少年
1979年、ジャズギタリスト渡辺香津美のバンドKYLYNのライブでこの曲を演奏。その後、YMOのワールドツアーに参加して演奏し、世界のテクノファンに衝撃を与えた。「母と息子と一緒に香港を旅行したとき、少年が立っていて、なんとなく私のことを見ているんじゃないかということがあって、後でその画だけを思い出した。その一コマが印象に残り、曲ができあがった」と矢野は語る。
(Vo/Pf)矢野 顕子
ふなまち唄 PartⅠ
1976年のデビューアルバム「Japanese Girl」収録曲。ねぶた祭りのお囃子にインスパイアーされて作った。このレコーディングで共演したのが、現在青森在住の津軽三味線奏者・山上進。山上は矢野の弟と同級生で、ねぶた祭りのお囃子で笛を吹いていたのが縁で抜擢された。当時山上はアマチュアだったが、その後津軽三味線奏者としてプロになった。矢野と山上の共演は、1978年の青森市制80周年記念イベント以来、36年ぶり。
(Vo/Pf)矢野 顕子
(笛)山上 進
飛ばしていくよ
新曲。同時代を生きる女性へのメッセージソング。「女性が自分の意志をきちんと通していくには色々枷があったり、自分で自分の可能性を狭めたりとかあるので、『もういいんじゃない』『もういっちゃぇー!』という気持ちを歌にした」と矢野は語る。
(Vo/PF)矢野 顕子