[BS1] 月曜~水曜 午後11時~ [再放送] 月曜~金曜 午後6時~

2008年629日(日)

中国 エイズ孤児の村 

中国では、7万5千人の子どもたちが、両親をエイズのために失い、孤児となっている。特に、中国中央部に位置する安徽省、湖北省、湖南省の貧しい農村部でエイズは猛威をふるっていて、湖南省にあるいくつかの村では、住民の10%以上が感染者と報告されている。そのほとんどの感染理由は、「売血」である。

1990年代半ば、輸血用の血液が不足した中国では、貧しい農民に有償による献血を奨励する売血政策が採られ、各所に設置された売血所に人々が殺到した。安徽省の村に住む女性によると、献血1回につき53元(約800円)とエッグケーキ一袋がもらえたと話す。売血所では、経費節減のため、採血に使う注射針の使い回しが行われたほか、成分献血がエイズの蔓延を助長したと、村の衛生担当者は語る。

約50人分の血液を採取し、同じ型の血液を集めて遠心分離機にかけ、血漿部分を献血用に回し、残った血球や血小板を採血者に再注入するという方法が、売血所では頻繁にとられた。採血者の中に一人でもエイズ感染者が含まれていると、50人全員が感染する。その上、採血者は貧血になりにくく、より頻繁に売血を行うことができたため、エイズが爆発的に広まってしまった。

番組は、安徽省の村で、エイズで両親を失った二人の孤児、カオジュンとナンナンを、一年間にわたって取材した。病気に対する偏見のため、親戚からも疎んじられ、学校でも差別を受ける彼らの辛い身の上と、問題の深刻さを描く。

2007年アカデミー 短編ドキュメンタリー賞 受賞作品

原題
穎州的孩子 The Blood of Yingzhou District
制作
Thomas Lennon Films (アメリカ 2006年)
初回放送
2007年5月27日(日)午後11時10分~
再放送
2007年10月6日(土)午前11時20分~
2007年11月3日(土)午前0時10分~
2008年1月1日(火)午後4時10分~
2008年1月31日(木)午後9時10分~
2008年6月29日(日)午後7時10分~

※放送日時及び放送内容は変更になる可能性があります。最新の放送予定はNHK番組表よりご確認ください。

今後の放送予定

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