[BS1] 月曜~水曜 午後11時~ [再放送] 月曜~金曜 午後6時~

2010年127日(水)

元PKO部隊司令官が語るルワンダ虐殺 

1994年、ルワンダで虐殺が起きた当時、国連のPKO部隊を率いていた司令官ロメオ・ダレール。必要な人員も装備も与えられないまま、結果的に80万人という未曾有の虐殺が起きるのを、ただ傍観するしかなかった。ダレール元司令官が大虐殺から10年の追悼式典に出席するため再びルワンダの地を踏む姿を追い、虐殺を黙認した国連、国際社会の問題点を浮き彫りにする。

多数派のフツ人と少数派のツチ人の対立が続いていた中央アフリカの小国ルワンダ。ロメオ・ダレール司令官は93年8月、平和維持部隊(国連ルワンダ支援団)を率いてこの地に到着。
両者の不協和音が高まり、大きな衝突が起きる可能性を本部に訴え続ける中、94年1月、最初の大規模な虐殺が起きた。西側諸国の平和部隊は次々と引き上げ、4月、国連もPKO部隊の引き上げを決定。しかしダレール司令官は「ルワンダを見捨てるのか」と最後まで踏みとどまることを言明し、部隊員は司令官の意を汲んで全員が首都キガリに残った。
10年後、ダレール元司令官は夫人を伴い、ルワンダを再訪する旅に出る。
当時PKO部隊は、サッカースタジアムを救援場所とし、1万2千人のツチ族が避難したが、最悪の衛生状態の中、死者が発生。「まさに地獄のようだった」とサッカー場で回想する。
ダレール司令官は、カナダCBCの記者の電話取材に、ルワンダで恐るべき事態が起きている現状を必死で語った。メディアを動かすことで西側諸国を呼び戻そうとしたが、それにも答える国はなかった。
かつて虐殺の現場のひとつとなった村では、村の倉庫に累々と犠牲者の頭骨が積み上げられていた。村人は「3ヶ月間、フツ族と戦った。最後の一人になるまで闘おうと村人は決意していた」と当時を語った。さらにダレール元司令官は、ルワンダ大学を訪れ、当時PKO部隊の長として何もできなかったことを学生たちに謝罪した。
元司令官は語る「西側が黙殺したという事実を正しく認識しないならば、再びこのような虐殺は起きるだろう。」ダレール元司令官の苦悩、そして虐殺を黙認した国連、国際社会の問題点を浮き彫りにする。
<2005年サンダンス映画祭 国際ドキュメンタリー部門 観客賞>

※2005年7月にBS1にて放送

原題
Shake Hands with Devil The Journey of Romeo Dallaire
制作
White Pine Pictures (カナダ 2005年)
初回放送
2005年7月23日(土)午後10時10分~
再放送
2005年7月25日(月)午後6時10分~
2005年8月28日(日)午後7時10分~
2005年12月30日(金)午後7時10分~
2009年6月12日(金)午前0時10分~
2010年1月27日(水)午前10時10分~

※放送日時及び放送内容は変更になる可能性があります。最新の放送予定はNHK番組表よりご確認ください。

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