ストーリー
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各回のあらすじ
第1回「名前のない男」
今宮(木村文乃)は、がむしゃらかつ綿密な捜査を重ね、バイクを駆って犯人をどこまでも追い詰めていくような女性刑事。その内偵が功を奏し、捜査二課は手塚(遠藤憲一)の指揮のもと、振込め詐欺のアジトに突入。“かけ子”たちの逮捕に成功する。しかし彼らは犯罪組織の末端に過ぎず、大金を手にする上層部の事を何も知らない。そのうちのひとりの青年(高杉真宙)に至っては、彼自身どこの誰なのか、全く手がかりがつかめない…
第2回「流転する老人たち」
今宮(木村文乃)は北原(鶴見辰吾)から、振り込め詐欺組織の上層部摘発を狙う「突き上げ捜査」を当面控え、末端の被害食い止めを優先するよう告げられる。反発する今宮だが手塚(遠藤憲一)にたしなめられ、従うことに。しかし釈放された加地(高杉真宙)は今宮に「上から接触があったら連絡しますよ」と持ちかける。一方、元・高校教師の北村(伊東四朗)という老人が、教え子の原田(筒井真理子)という女性から声をかけられ…
第3回「掌中の娘」
加地(高杉真宙)は番頭(長塚圭史)の指示で、大金を店長(玉置玲央)と遠方へ運ぶことに。一方、言葉巧みにお年寄りからキャッシュカードを預かる亜佐美(古川琴音)という若い詐欺師が逮捕される。彼女が組織的な犯罪ではなく、両親と家族三人、生活費を稼ぐための詐欺だったことを知った今宮(木村文乃)は、なぜか気分が悪くなってしまう。そんな折、手塚(遠藤憲一)がある理由で、しのぶ(香川京子)の焼き鳥店を訪れる…
第4回「金と命」
店長(玉置玲央)の死に加地(高杉真宙)が関わっているとにらんだ今宮(木村文乃)と森安(眞島秀和)はメンバーを総動員して行方を追うが、加地の消息はぷっつりと途絶えてしまう。そんな折、戸山(清水尋也)が被害額は一千万円以上ばかりという高額の振り込め詐欺の動きを察知する。その被害状況を精査した今宮は、ある事に気づく。一方、新薬承認の折衝に行きづまった廻谷(青木崇高)は、とある人物にひそかに会いに行く…
第5回「信じるもの」
拉致された加地(高杉真宙)の行方を今宮(木村文乃)たちは血眼になって追うが手がかりを掴めない。憔悴して帰宅する今宮だが、表に廻谷(青木崇高)が待っていて「話がある」と言う。再び今宮が職場に戻るとスマホが鳴る。加地が、走る車のトランクからかけてきたのだ。息も絶え絶えに拉致された状況を断片的に伝える加地。今宮と手塚(遠藤憲一)らはそれを拠り所に番頭(長塚圭史)そして首魁(田中泯)の動向を探っていく…