これまでの街歩き

ブリスベン/ オーストラリア

2014年3月18日(火) 初回放送

語り:貫地谷しほり

撮影時期:2014年1月

街の「パンケーキ屋さん」

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 シティの中心に、レンガ造りの重厚な建物があります。もともとは教会でしたが、現在はその役目を終え、「パンケーキの館」と呼ばれる街で大人気のパンケーキ屋さんとなりました。元が教会ということもあり、内部は天井が高く、美しいアーチの装飾が厳かな雰囲気を漂わせています。
 このパンケーキ屋さん、なんと24時間営業だそうで、パブ帰りのお客さんや、遅くまで働く人たちの憩いの場となっています。一番混みあうのは日曜のお昼だそうで、午前中に本物の教会に礼拝に行った人たちが帰りにやってきて、パンケーキを注文するんだそうです。まさに、教会のハシゴってことになりますね。

街の「音楽カフェ」

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 ブリスベンリバーの南岸にある、ウエストエンド地区。アーティストやクリエイターが多く住む、若者に人気のエリアです。
 この一角に、週末になれば音楽家の生演奏を聴くことができるカフェがあります。イベントはとてもリラックスした雰囲気で、道行く人がフラっと入ってこられるようなオープンな感じ。週末の昼下がり、買い物ついでにサンダル履きでやってきても、本格的な演奏が楽しめる…そんなのんびりした空間が魅力です。
 ウエストエンドには、昔ながらの古い建物が多く、このカフェも壊れかけていた古い木造の建物を、オーナーがコツコツ手作業で直して開店したんだそうです。今でも修復作業は続いていて、さらに快適な空間を目指してオーナー自ら、新たなフロアの修復に汗を流しています。

街の「ボートハウス」

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 “川の街”として知られるブリスベンは海にも近くボート遊びなどの海のレジャーがとても盛んです。さらに、「ボートハウス」というボートとして航行ができる“水上の家”に住む人が多いこともブリスベンの特徴。
 今回出会った夫婦も、4年前にこのボートハウスを購入し、自分たちで内装などの住居部分を作ったのだとか。ペットのモルモット4匹と夫婦が暮らすこの家は、川を大きな船が航行すれば少し揺れますが、それ以外は普段の生活で揺れを気にすることはほとんどないのだそうです。陸地の家に住むよりはるかにコストがかからないため、余暇は海外旅行にスポーツと、遊びにも真剣に取り組むことができるのだとか。
 そして何よりも驚いたのは、夫婦で合わせて6つもの仕事をこなすとってもパワフルな生活スタイルでした。「一生懸命働き、一生懸命遊ぶ」という2人の言葉が印象的な出会いでした。

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