メインビジュアル完成&
歌劇音楽・舞台演出・語り決定のお知らせ

連続テレビ小説 ブギウギ

メインビジュアル完成!

テーマは「音が聞こえてくる」。

戦後の日本、人々を明るく照らすヒロイン・鈴子が、象徴的に長屋前で踊り、歌っています。
魚を焼く音、子どもたちが遊ぶ音、豆腐屋の笛、赤ちゃんをあやすでんでん太鼓、布団をたたく音…人々が生活の中で奏でる音が、鈴子の歌と踊りと合わさって、まるで楽しい音楽が聞こえてくるかのようなメインビジュアルです。

撮影 / 浅田政志

浅田政志さんコメント
大がかりな撮影だったので、朝からとても緊張していました。しかし、趣里さんの太陽のような明るい表情とパワフルなポージングを目の当たりにして、緊張がはるか彼方かなたに飛んでいきました。
大勢のスタッフの皆さんと一体感を持って作り上げた渾身こんしんの1枚です! ポスターを見て皆さんの心の中にブギウギのメロディーが流れたらうれしいです。

浅田政志

プロフィール
写真家。1979年三重県生まれ。日本写真映像専門学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独立。2009年、写真集「浅田家」(2008年赤々舎刊)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。2010年には初の大型個展「Tsu Family Land 浅田政志写真展」を三重県立美術館で開催。2020年には著書の「浅田家」、および「アルバムのチカラ」(2015年赤々舎刊)を原案とした映画「浅田家!」が全国東宝系にて公開され、10年ぶりの新作「浅田撮影局 まんねん」(2020年青幻舎刊)と「浅田撮影局 せんねん」(2020年赤々舎刊)を発表。2022年には「だれかのベストアルバム」を水戸芸術館で開催した。

歌劇のプロフェッショナルがドラマに参加

劇中では多数の舞台シーンが登場します。ステージを彩る音楽と演出に、歌劇のプロフェッショナルのお二方にご参加いただいています。

歌劇音楽 / 甲斐正人

プロフィール
東京芸術大学作曲科卒業。舞台音楽、ミュージカル音楽を手がけるほか、オリジナルミュージカルの製作など幅広く活動する。1983年 日本アカデミー賞最優秀音楽賞(映画「蒲田行進曲」)、2000年度 読売演劇大賞最優秀スタッフ賞(「出島」、「エリザベート」)受賞。2017年度 菊田一夫演劇賞特別賞を受賞。
最近の主な作曲作品に、宝塚宙組「王家にささぐ歌」、「f f f -フォルティッシッシモ-」、「カジノ・ロワイヤル 〜我が名はボンド〜」、手塚治虫原作「火の鳥」「アトム」「ブッダ」、スタジオジブリ原作「おもひでぽろぽろ」など。音楽監督作品に、「エリザベート」、「モーツァルト!」、「キャバレー」、「マリー・アントワネット」、「ジキル&ハイド」、「ピアフ」、「ダンス オブ ヴァンパイア」など。

甲斐正人

舞台演出 / 荻田浩一

プロフィール
大阪府出身。演出家。大阪大学文学部日本学科卒業。1994~2008年、宝塚歌劇団演出部に在籍。繊細かつ甘美な独自の美学を持った作風で数々の名作を生み出し、高い評価を得た。2004年「ロマンチカ宝塚'04-ドルチェ・ヴィータ!-」が文化庁芸術祭演劇部門優秀賞を受賞。現在はミュージカルやストレートプレイの脚本・演出のみならず、ショーやコンサートも多数手がける。近作に「She Loves Me」、「チェーザレ 破壊の創造者」、「アラバスター」、OSK日本歌劇団創立100周年記念公演「レビュー春のおどり」第2部「INFINITY」、「五番目のサリー」、「王家の紋章」、「アルジャーノンに花束を」など。

荻田浩一

語り/高瀬耕造 NHK大阪放送局アナウンサー

高瀬耕造アナウンサー コメント
長く朝ドラを応援してきましたが、まさか自分が本編ナレーションを担当する日がくるとは夢にも思いませんでした。ファンとして“越えてはならない一線”を越えるようでドキドキしていますが、毎朝楽しみにしている皆さんと一緒に温かく見守りたいと思います。ここだけの話、ブギウギの台本を読んで何度も泣きました。ヒロイン鈴子を演じる趣里さんはじめ、キャストの皆さんによってどんなすてきな朝ドラになるのか、今からワクワクしています!

高瀬耕造アナウンサー

起用にあたって
制作統括・福岡利武

メインビジュアルには、戦後の人々を歌と踊りで明るく照らしたヒロイン鈴子を描きたいと思っていました。浅田政志さんのまなざしの温かさとユーモアあふれるメインビジュアルが誕生しました。歌が聞こえてきそうで、とてもワクワクする仕上がりになったと思います。
歌劇音楽の甲斐正人さん、舞台演出の荻田浩一さんには、「ブギウギ」の世界の歌劇をつくっていただきました。実際の歌劇の世界の第一線で活躍するお二人の力で時代を感じながらも新しく魅力的な舞台になっています。ご期待ください。
語りの高瀬耕造アナウンサーには、これまで朝ドラ送りで、温かく朝ドラを応援してもらっていました。今回はヒロイン・鈴子の成長を語りとして温かく見守ってほしいと思います。

ものがたり

大正の終わりごろ、大阪の下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子は、歌って踊るのが大好きな天真爛漫てんしんらんまんな女の子です。小学校を卒業した鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と思うようになり、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。必死に稽古にはげんだ鈴子は、メキメキと成長、抜群の歌唱力で頭角を現していきます。

昭和13年、鈴子は上京。そこで、人気作曲家・羽鳥善一と出会い、大きく運命が変わります。鈴子は、作曲家の指導を受け、“スウィングの女王”と呼ばれ人気歌手になっていきます。

しかし、戦争が始まると、鈴子が置かれた状況は一変。鈴子の歌っていた歌は「敵性音楽」となり、鈴子の舞台での歌や踊りが厳しく制限されてしまいます。さらに、鈴子の弟は出征。また、ちょうどそのころ、鈴子の母も病気で亡くなってしまいます。

不幸が重なり悩んでいた鈴子の前に、ある青年が現れます。ふたりは恋に落ち、やがて結婚を誓いあうまでに。しかし、青年の家族は大反対、結婚はなかなか実現しません。やがて戦争が終わり、鈴子は青年の子を身ごもります。ところが、青年は病にかかってしまいます。会えない日々が続き、そして、臨月の鈴子のもとに届いたのは青年の訃報でした。死に目に会えず、結婚もできないままの別れ。数日後、鈴子はひとりで娘を出産しました。

鈴子は、ひとりで娘を育てながら舞台で歌います。そんな中、生まれたのが「東京ブギウギ」です。明るく、飾らず、全身で歌う、鈴子の真骨頂。戦後の傷ついた日本に、その歌声が響き渡ります。鈴子の歌声に合わせて、笑顔で歌い踊る人たちが日本中にあふれていきました。鈴子は“ブギの女王”と呼ばれるようになり、大スター歌手への階段を駆け上がっていきます。

2023年度後期
連続テレビ小説「ブギウギ」<4K制作>

【放送予定】2023年10月2日 放送開始予定

【作】足立 紳、櫻井 剛<オリジナル作品>

【音楽】服部隆之

【出演】趣里、水上恒司 / 草彅 剛、蒼井 優、菊地凛子、水川あさみ、柳葉敏郎 ほか

【制作統括】福岡利武、櫻井壮一

【プロデューサー】橋爪國臣

【演出】福井充広、鈴木 航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原 誠 ほか

【公式Twitter】@asadora_bk_nhk ※NHKサイトを離れます

【公式Instagram】@asadora_bk_nhk ※NHKサイトを離れます

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