2024年度前期 連続テレビ小説 第110作『虎に翼』の語りが決定しましたのでお知らせいたします。
尾野真千子
尾野真千子さんコメント
ナレーションを務めさせていただく尾野真千子です。
仲良しの伊藤沙莉だから、慣れ親しんだ朝ドラだからと舐めておりました。
マイクの前に立った瞬間、緊張して文字が歪みました。
が、それぞれの事、人に寄り添いながら楽しく声を言葉を伝えて参ります!
よろしくお願い申し上げます。
<プロフィール>
1981年11月4日生まれ、奈良県出身。映画『萌の朱雀』(’97)で主演デビュー。2011年のNHKの連続テレビ小説『カーネーション』でヒロインに抜てき。主な映画出演作に『殯の森』(’07)、『クライマーズ・ハイ』(’08)、『そして父になる』(’13)、『きみはいい子』(’15)、『いつまた、君と〜何日君再来〜』(’17)など。近年は、主演映画『茜色に焼かれる』(’21)で第95回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞映画賞をはじめ映画賞を多数受賞。NHKドラマでは『火の魚』『夫婦善哉』『足尾から来た女』『夏目漱石の妻』『グレースの履歴』などに出演。
◆主演・伊藤沙莉さんコメント
大好きな最高の先輩のお名前をお聞きし、
極上の喜びはもちろんのこと、
なんだかとても感慨深くなりました。
この作品の語りは、
真千子さんだからこそ
最高の贅沢なものになると思います。
真千子さんと知ってからは、
語りや心の声が
より近く心強いものとなり、
演じるうえでもとても支えとなっています。
早く合体したいです!
◆制作統括・尾崎裕和 コメント
『虎に翼』は声のドラマです。法廷に響く荘厳な判決の声、仲間たちのはしゃいだ笑い声、そして弱きものたちの声なき声。数多の声が絡みぶつかり合いそこに物語が生まれます。そんな声のドラマのど真ん中にいていただく「語り」を尾野真千子さんにやっていただけることになりました。先日の最初の収録、尾野さんの語りの声を聞いて、この作品の成功を確信しました。縦横無尽で唯一無二の『虎に翼』の語りが生まれました! 放送を楽しみにお待ちください。
◆物語
昭和のはじめ、日本初の女性専門に法律を教える学校ができます。そこへ集ったのは、当時の日本のどこにも収まれない、あふれ出す何かを抱えた女性たちでした。この物語の主人公・猪爪寅子も、そんな収まれない女性。周囲から“魔女部”と陰口をたたかれた女性だけの学び舎で、彼女たちは自らの道を切り開くため法律を学んでいきます。
昭和13年(1938)、卒業生から日本初の女性弁護士が誕生します。寅子もその一人として日本中から注目され憧れの的になります。しかし弁護士として意気揚々と世に出た彼女たちを待ち受けていたのは、戦争へと突き進んでいく日本でした。法学という社会に羽ばたく翼を得たはずが、それを使える場は急速に消えてしまいます。
昭和20年(1945)、焼け野原に立つ寅子は全てを失っていました。明日生きるため頼れるのは、かつて学んだ法律だけ。彼女は裁判官になることを決意。戦争で親を亡くした子どもや苦境に立たされた女性たちのため、家庭裁判所の設立に奔走することになります。
そして、寅子はついに裁判官になります。彼女とその仲間たちは、政治でも経済でも解決できない、追いつめられた人々の半径5メートルの世界を見つめ、その苦境から救うため情熱をもって向き合っていきます。
2024年度前期
連続テレビ小説『虎に翼』
【放送予定】
2024年4月1日(月)より 全26週(130回)
※土曜日は1週間を振り返ります。
【作】吉田恵里香
【主題歌】米津玄師「さよーならまたいつか!」
【語り】尾野真千子
【キャスト】
伊藤沙莉 / 石田ゆり子、岡部たかし、仲野太賀、森田望智、上川周作
/ 土居志央梨、桜井ユキ、平岩 紙、ハ・ヨンス、岩田剛典、戸塚純貴
/ 松山ケンイチ、小林 薫
【法律考証】村上一博
【制作統括】尾崎裕和
【プロデューサー】石澤かおる、舟橋哲男、徳田祥子
【取材】清永 聡
【演出】梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉 ほか