2008年8月7日(木) 初回放送
語り:松田洋治
撮影時期:2008年5月
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レイキャビクには電車がありません。市民は自動車利用が多く、歩いている人はあまり多くありませんが、けして歩きにくい街ではありません。港と大きな湖の間に広がるのは、カラフルで質素な建物の街並み。うっかり見落としてしまいそうなほどこじんまりとした大統領執務室や、首相執務室、国会議事堂などが次々出てきます。何しろ人口30万あまりというコンパクトな国の首都。レイキャビクには、アイスランドの国家機能が凝縮されていて、歩いてすぐにまわれるんです。
首相執務室の脇をまっすぐ延びているのは街一番の商店街。カフェが並び、おしゃれな若者や乳母車を押すおかあさんが行き交います。レイキャビクにはほかに商店街がほとんどないので、有名人も政府の要人もこの通りのお店の顔なじみだとか。夏の間、通りが一番にぎやかになるのは、パブめぐりに若者が繰り出す夜中の1時過ぎだそうです。