世界ふれあい街歩き

頑固で愛情深い街・サラゴサ

　今回の街歩きは、スペイン北東部の都市、サラゴサ。歩き初めに見えるのは、街のシンボルともいうべき巨大な教会、ピラール聖母教会。ピラールとはスペイン語で「柱」を意味し、聖母マリアが柱の上に現れたという伝説が残っています。いまも聖母信仰の中心として多くの参拝者が訪れる場所です。
　そんな街のみなさんは、物事に対してこだわりの強い方ばかり。自ら服を仕立てるという人も多いというこの街で、住民一人一人に対し親身に相談にのり続ける生地屋さん。好きなことをとことん追求するという強い思いを持って集った、名物キャバレーの人々。結婚36年、昔も今も変わらぬ愛を注ぎ合う、バルの老夫婦。ちょっぴり頑固で愛情深い人々に出会う街歩きです。