鳳凰／ 中国
2005年7月12日（火） 初回放送
語り：吉田日出子
撮影時期：2005年6月
場所
鳳凰は、中国・湖南省の西部、棚田が続く山奥にあります。沱江(だこう)の両岸に広がる街は、清の時代に城壁と門が作られました。街の名を誇るかのように、鳳凰をかたどった飾り瓦を屋根にかかげ、また川沿いに残る独特の建築様式･吊脚楼(つりあしろう)が有名です。
｢鳳凰の屋根瓦｣
鳳凰の屋根瓦は、独特の青い色をしています。青色の方が硬いことに加え、赤色は“喧嘩をして赤くなった顔”を想起させるので、人々は赤い瓦ではなく青い瓦を好むということです。
屋根には瓦を積み重ねていきますが、瓦の反りが風を通し、家屋を涼しくさせる効果があります。飾り瓦には、｢訪問者を歓待する｣意味を持つ鳳凰をかたどったものが圧倒的に多くみられます。
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