ナポリ／ イタリア
2005年10月4日（火） 初回放送
語り：小倉久寛
撮影時期：2005年7月
街の「味自慢」
ナポリの市街地の東側、ノラーナ門のそばで、港町ならではのお店を見つけました。水が張られた桶が沢山並んでいて、覗いて見ると貝、貝、貝ばっかり。貝の専門店です。アサリに牡蠣にムール貝、マテ貝みたいな貝もあります。全部地元の海で獲れたものだから味が濃いんだと自慢する店の兄さん。生でも食べられる新鮮な貝は、確かに甘くておいしかったです。
街の「祭壇」
街角の路地に、きれいに飾られたショーケースのようなものを見つけました。中には明りが灯り、花と写真が置かれています。尋ねてみると、それは亡くなった家族のための祭壇でした。この街では、家族が亡くなると、家の近くに祭壇を設け、写真を飾り、花を絶やさないようにするのだそうです。先に逝った人たちを忘れないために。
街の「抽選会」
何気なく入った静かな建物で出会ったのは、目隠しされた女性がカゴから玉を取り出す場面。玉には番号が書いてあるようです。厳かな儀式のようなそれは、宝くじの抽選会でした。ナポリでは宝くじがとっても盛ん。週に３回も抽選があるそうです。宝くじは３００年以上の歴史があるといいます。宝くじの値段は１ユーロから。
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