これまでの街歩き

ポジターノ/ イタリア

2014年4月15日(火) 初回放送

語り:八嶋智人

撮影時期:2014年2月

街の「神父さんとワンちゃん」

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 船付き場から砂浜を歩き、階段を上ると教会前に着きました。なんと犬がへたりこんでいました。犬は砂浜と階段を走ってたら、疲れちゃったんだって!犬が疲れちゃう階段なんて、いったいどれだけすごい階段なんでしょうね。
 近くで掃除している人に話かけると、目の前の教会の神父さんでした。神父さんは、サンタマリア・アッスンタ教会が12世紀に作られた歴史ある建物だということと、階段が街の隠れたシンボルと教えてくれました。街に伝わる階段の歌も歌ってくれました「長くて長くて長くて 狭くて狭い階段 私の愛する人の所までつながる階段」なんて、とてもステキな歌ですね。

街の「レモンを愛する親子」

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 東の谷を上っていくと畑が見え始めてきました。住宅街が多い西の谷には無かった光景です。
 開いてる扉をのぞいてみるとレモンの木と親子三人の姿がありました。お母さんと娘さん二人は、「レモンはかつてアマルフィ共和国が地中海貿易で栄えていた時代、船の万能薬となっていた」と教えてくれました。街の女性達はレモンを使った料理が得意で、お母さんはレモンパスタが得意でした。
 別の路地ではお祝いのためレモンケーキを作った女性に出会いました。レモンは今でもポジターノの街に欠かせないものなんですね。

街の「ラバの運搬屋さん親子」

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 西の谷を歩くと、午前中に出会ったラバの運搬屋さんに再会しました。「ポジターノの路地は海賊の襲来から逃れるため」と教えてくれた、あのラバの運搬屋さんです。午前とは違い運搬屋さんの息子さんが手伝っています。
 街の伝統の職業を継ぐにはラバにも誠意を尽くすこと。情熱を持てば仕事は乗り越えられると教わりました。街の伝統を絶やすことなく頑張ってほしいですね。

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