これまでの街歩き

魅惑の路地裏
マカオ/ 中国

2019年2月5日(火) 初回放送

語り:中村梅雀

撮影時期:2018年10月〜11月

街の「体操」

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 おそろいのピンク色のユニフォームがまぶしい女性たち。毎朝、公園で健康のために中国から伝わる、歩く健康法を実践しているのだとか。
年齢は40代から80代と幅広く、実はその多くは、がんを克服した人たち。手術後から、この健康法を始めて、今は健康になったそう。1回で、なんと8000歩も歩くというこの健康法は、太極拳のように体の気を整え、ヨガと同じ効果があるそうです。皆さんの明るく、屈託ない笑顔が本当にすてきでした。

街の「商店街」

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 マカオの八百屋さんに並ぶ青々とした野菜。実はほとんどが中国本土産。実は、マカオの面積は山手線の内側の半分ほどですが、人口密度は東京の約3倍!野菜を作る土地はほとんどないのだそう。
 お客さんが集まる果物屋さんをのぞくと、立派なヒゲの男性店主と目が合いました。商店街でも有名な「ヒゲおじさん」は、漢方薬によく使われるナツメやキンカンなどを売っています。商売のコツは、「いい加減な商売をしないこと」なんだとか。
 さらに歩いていくと、女性たちが忙しそうに手を動かしている お店を発見。そこは一日に1000個も売れる まんじゅう屋さん。見事な手さばきで、あんを包み込んでいる お母さんによると、子どものころに食べに来ていた人が親になって、自分の子どもを連れて買いに来てくれることが嬉しいと語ってくれました。

街の「出入境ゲート」

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 マカオ半島の北の端で、多くの人が大きなショッピングカートやスーツケースを引いて、左のほうへ早足で歩いています。聞けば、みんなが向かっているのは出入境ゲート。お隣の中国・珠海(しゅかい)市へと簡単に行けます。そのため、地元の人の多くは珠海市で食材を買ってくるのだとか。マカオよりも安く手に入るため、カートいっぱいに買って帰ってくるのだとか。
 一方、中国側からも、一日30万人もがマカオへやってきます。カジノなどの娯楽施設で遊ぶため、あるいは、マカオに入ってくる質のいい輸入品を買うためなのだそう。特に粉ミルクや薬剤品が人気のようです。そのため、出入境ゲート付近は、薬局屋さんが多く並んでいます。

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