これまでの街歩き

アルル/ フランス

2005年5月10日(火) 初回放送

語り:木内みどり

撮影時期:2005年3月

世界地図

地図

場所

フランス南部、プロヴァンス地方の西に位置するアルルの街。ローヌ河沿いにひらけたアルルは、古代ローマ時代からの歴史的な建造物を数多く残しています。
ローマ時代、街道が建設されるとアルルは、ローヌ河とあわせ水陸の交通の要衝となりました。様々な文化が流入する一方、次第に異民族によって度重なる侵略を受けるようになったアルルは、街を一キロメートル四方ほどの城壁で囲んでいきます。
この様な歴史を持ったアルルの街。いまでは、プロヴァンスの陽気な人々の笑顔と、明るい陽の光に照らされ、「プロヴァンスの宝石箱」と呼ばれるようになっています。

Information

アルルとゴッホ

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853年~1890年)は、アルルをこよなく愛した画家です。1888年2月20日、ゴッホが、太陽を求めてアルルに着いたのは、皮肉にも雪の降る日でした。34歳の時です。それでもゴッホは借りた宿ですぐに絵を描き始めます。アルルの自然、市井の人々、街の景観…。アルルには、ゴッホの絵のモチーフとなるものがあふれていました。
アルルでゴッホが描いた代表作には、「黄色い家」「夏の公園」、番組中で紹介した「アルルの女」と「夜のカフェテラス」、さらに「ひまわり」もあります。またアルルは、ゴーギャンとの共同生活を送った場所でもあります。

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