これまでの街歩き

北京 后海界隈(ホウハイ かいわい)/ 中国

2006年3月14日(火) 初回放送

語り:矢崎 滋

撮影時期:2006年2月

世界地図

地図

場所

中国の首都、北京。后海界隈は北京の真ん中、故宮や天安門の北側に位置します。
故宮のすぐ近くのため、かつては皇帝一族や貴族の家が並んでいました。いまでも清朝最後の皇帝・溥儀の父親の邸宅や、学者で有名な詩人・郭沫若、宋三姉妹の次女・宋慶齢の邸宅などが遺されています。

Information

時間を支配した鼓楼

天安門から北側にまっすぐ線を引いていくと、鼓楼に突き当たります。鼓楼は1420年、明の皇帝によって造られ、明と清の二つの時代にわたり太鼓を鳴り響かせ、北京中の人々に時刻を知らせてきました。その音を聞き、大臣は仕事の時間を知り、庶民も働く時間を知った。時を告げることで、皇帝は権力を示したのです。
ずらりと並ぶ太鼓が見られるのは、急な階段を上りきったあと。1段の高さ25センチ、69段を上るのは、なかなか一苦労です。
いまでも50台の太鼓が置かれ、観光用に時が打ち鳴らされます。

※NHKサイトを離れます
ページトップ