これまでの街歩き

ケルン/ ドイツ

2014年1月21日(火) 初回放送

語り:勝村政信

撮影時期:2013年11月

世界地図

地図

場所

 ケルンはドイツ西部に位置するライン地方の都市です。人口は約100万。ラテン語で植民地を意味する「Colonia」が街の名前の由来と言われています。その名の通り、ローマ帝国の植民市として造られた街で、ライン川の中流に広がることから、陸上・水上交通の要所として栄えてきました。現在も国際的な見本市や展示会が多く催される商業都市としての一面があります。
 古くから交易の拠点となってきた街、ケルン。多種多様な交流が生まれるこの街で、ケルンの人々の開放的でおおらかな気質が育まれました。

Information

ケルン市民とケルン大聖堂

 ケルン大聖堂はドイツ最大級の大聖堂で、高さ157mの双塔が特徴です。世界中の人々を魅了してやまないケルン大聖堂は、完成までに600年余りの歳月を費やしました。13世紀に起きた火災や資金難、第二次世界大戦での砲撃などで大きく傷つくも崩れることなく立ち続ける姿は、いつの時代も市民の心の支えになってきました。
 そして今、う余曲折を経て完成した大聖堂は、腕利きの職人たちの手で守られています。彫刻師やステンドグラス職人など、彼らの芸術的とも言える繊細な技術によって、大聖堂の美しさは支えられているのです。
 ケルンを訪れたら、ケルン大聖堂の壮麗な姿を存分に味わってくださいね。

食べ歩きグルメ

街歩きしながら手軽に楽しめるご当地の味を、厳選してご紹介!

 今回はモテたいのにモテない、ちょっと背伸びした12歳のヤン君に、ドイツのイケてるお肉料理を紹介してもらいます。

ブルートブルスト

いわゆる「血のソーセージ」。敬遠する人も多いかもしれませんが、ドイツではとっても人気があるんです。ドイツ最古のソーセージのひとつとも言われていてるブルートブルスト。ケルンっ子はケルン特産ビールのケルシュと一緒に味わいます。ケルシュのさっぱりした味に濃厚なうまみが最高の組み合わせです。

ライン風ザウアーブラーテン

いわゆるドイツのおふくろの味で、地域によって少しずつレシピが違います。中でも有名なのが、このライン風ザウアーブラーテン。伝統的なものは馬肉を使います。マリネした酸味のあるお肉と、リンゴジャムなどの甘いソースの相性は抜群!                    

ヘムヒェ

別名「アイスバイン」とも呼ばれるこの料理は、ドイツ定番の味。長期間塩漬けした豚のすね肉を野菜と一緒に数時間煮込んだもので、ザワークラウト(キャベツの漬け物)やジャガイモを添えて食べるのが一般的。見た目は迫力満点だけど、味は意外とあっさりしていていくらでも食べられそう!

ちょっとより道

街からちょっと足をのばして、イチ押しの観光スポットを訪ねます!

アーヘン

 今回訪れるのはケルンから電車で1時間、温泉地として有名なアーヘンです。
 アーヘンの歴史は古く、ローマ時代にはすでに温泉保養地として利用されていたそうです。8世紀にカール大帝がフランク王国の宮廷を置いたことから街は大きく発展。カール大帝も、温泉が大のお気に入りだったそうです。そんなありがたい温泉につかるべく、アーヘンの街を歩きます。
 青空に映える美しい旧市街の街並みを堪能していると、アーヘンの銘菓「プリンテン」のお店を発見。店員さんに温泉への道をたずねるも「温泉よりもプリンテン」と商売上手なトークにタジタジ。
 ようやくたどり着いた温泉「カロルス・テルメン」は、日本の温泉とは違った魅力がありました。常連のおばさんにお話を聞くと「関節痛にも効く」のだそう。アーヘンに行く際は、温泉で日頃の疲れを癒やしてくださいね!

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