クスコ／ ペルー
2005年4月26日（火） 初回放送
語り：地井武男
撮影時期：2005年3月
街の「人気者」
クスコはペルー１の観光地です。街を歩いていると、きれいな民族衣装を身に纏(まと)って、リャマを連れて歩く婦人たちがいます。隣の山からはるばる歩いてきたのだとか。ご婦人たち実はモデル、観光客と一緒に写真に写るのが商売なんです。相棒のリャマも、耳飾りをつけてしっかりおめかし。ちなみに、撮影料は １回１０ソル、３００円でした。
街の「エネルギー源」
クスコの台所、中央市場。色とりどりの野菜や果物、海産物などたくさんの食料が売られています。ある一角に足を踏み入れると、カウンターから「オイデ、オイデ」と手招きする人たち！ずらっと並ぶ生ジュース屋さんです。要望に合わせて、スペシャルドリンクを作ってくれます。例えば黒ビールにパパイヤ、バナナ、ミツバチが集めた花粉に、ジャングルの木の樹液入り。さらにミルクに生卵。これならパワーも全開です。おまけに、おばさんの笑顔も最高でした。
街の「占い師」
クスコの街が一望できる丘の上で、敷物の上に葉っぱを広げている人物に出会いました。この人「コカの葉占い」をする呪術師でした。占い方は・・・まずコインに息を３回吹きかけ、次に呪術師がコインと葉っぱを合わせて置き、上から葉っぱを落とします。葉の落ちた位置や向き、重なり具合を見て運勢を占なっていました。クスコの人々の生活に、呪術師の存在は不可欠です。運勢占いだけでなく、病気になったときにも頼りにするといいます。
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