オアハカ／ メキシコ
2005年5月17日（火） 初回放送
語り：グッチ裕三
撮影時期：2005年3月
街の「赤い花」
３月４日は｢サンタマリタナの日｣。
オアハカの祭りで、年に一度、男性が意中の女性に愛を告白できる日です。街の北にあるファレス公園には、赤い花束を抱えた男性たちと、おしゃれをした女性たちが集まっていました。女性は音楽に合わせて輪になって歩き、男性は輪を囲むようにして待ち、意中の女性に赤い花を差し出します。中には大勢の男性から、抱えきれないほどの花をもらう人も！
今年は、何組のカップルが誕生したのでしょう？
街の「誕生日」
子供の誕生日のメインイベントといえば、｢ピニャータ割り｣です。
ピニャータは、形としては大きなこんぺいとう、壺に三角帽のようなツノをつけたものです。壺の中にお菓子や果物を詰めて高いところに吊るし、主役の子供たちが歌にのせて棒で叩き割ります。
昔からある伝統的な慣習で、先住民の魔除けの儀式と、スペインの宗教的行事が混ざり合ってできたものだそうです。
街の「珍商売」
笛を吹き、一輪車のようなものを押して歩いているおじさんに出会いました。
笛の音を聞きつけ家から出てきたのは、包丁を手にしたご婦人。｢しっかりやってね！｣とその包丁をおじさんに手渡しました。見ていると、おじさんは一輪車のようなものを使って包丁を研ぎ始めました！一輪車は言ってみれば移動式包丁研ぎ機、なかなかのアイディア商品です。自転車を改造していて、ペダルをこぐと研ぎ石が回転する仕組みになっていました。｢おじさんが研ぐ包丁は切れ味抜群！｣と、ご婦人も大満足。包丁１本につき、５ペソ(約５０円)でした。
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