これまでの街歩き

クラクフ/ ポーランド

2006年9月5日(火) 初回放送

語り:工藤夕貴

撮影時期:2006年8月

街の「チェス屋」

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朝早く中央広場の真ん中にある織物会館を訪れてみると、一軒だけシャッターが開いているお店が。覗(のぞ)いてみるとチェス屋のお母さんがせっせと開店準備をしていました。なんでもチェスの駒を一つずつ全部並べるために朝5時から来て、お店の準備をしているんだとか。共産主義時代には朝10時にいっせいにお店を開けていたけど、今は自由経済。お客さんも早く来るから、働き者のお母さんは早くお店を開けているそうです。

街の「教会」

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クラクフの旧市街にはたくさんの教会があります。週末にはミサが行われ、多くの人が教会を訪れます。教会グッズ屋の店員さんに聞いたところによると、教会がひとつしかない町と違い、クラクフでは好きな教会を選んで行くことも、あちこち行くことも自由だそうです。みんな散歩がてらという感じに、あちこちの教会を巡るのがクラクフならではのミサだそうです。

街の「裏側」

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クラクフの街は表通りの賑やかさとは対照的に、建物の裏に一歩入ってみると緑豊かな中庭が広がっています。そんな中庭で偶然、画家のおじいさんに出会いました。生まれた時からクラクフに住んでいるというおじいさん、好んで描く絵はクラクフの歴史的建造物を背景に花を描くことなんだとか。ベランダと中庭をこよなく愛す画家のおじいさん、住んでいる家は13世紀の建物らしく、やっぱり世界遺産でした。

※NHKサイトを離れます
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