これまでの街歩き

チェンマイ/ タイ

2006年10月3日(火) 初回放送

語り:中村梅雀

撮影時期:2006年8月

街の「マッサージ屋さん」

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とあるお寺の静かな境内。足のマッサージを受けている人たちがいます。くつろいでいて、とても気持ち良さそうです。奥は全身マッサージのエリアのよう。でもここはお寺、商売していいのでしょうか?聞くところによると、マッサージは治療。病気を防ぐことのできるマッサージをすることは、「徳」を積むことに通じるから善行である、という考え方なのだそう。お寺は体を癒すところでもあるのですね。マッサージ屋さん、お寺には寄付をしているそうです。

街の「大樹」

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旧市街の西側の緑あふれるお堀沿いを歩いていると、大きな木が。その木に花飾りをつけている女性がいました。よく見ると、その木には小さな祠(ほこら)があり、ほかにもたくさんの花飾りが飾られています。なにやら特別な木のようです。女性に話を聞いてみると、大樹がつくる木陰のおかげで涼しく過ごすことができる。花飾りは大樹に対する感謝の印なのだそうです。
また、お願い事もかなえてくれる木なのだそうです。見上げると、大きく広がった枝や葉はまるで、確かに日傘のようでした。

街の「仕立屋さん」

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小さな店が並んで、懐かしいような趣のあるたたずまいの路地がありました。
どこからか音楽と共に陽気な歌声が!どうやらお店のひとつから聞こえてくるようです。歌っていたのは、ミシンを踏んで衣服を作る仕立屋さんでした。
ミシンの音を合いの手に歌を歌いながら、「歌を歌うと楽しくて、気持ちよく仕事ができるんだよ。のんびりやるのが一番さ。」と教えてくれました。心が温まる素敵な笑顔の方でした。

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