これまでの街歩き

メルボルン/ オーストラリア

2007年4月10日(火) 初回放送

語り:中嶋朋子

撮影時期:2007年3月

街の「朝ごはん」

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朝、通勤するビジネスマンの流れに乗って歩いていると、多くの人がビルとビルの間へ吸い込まれていきます。ついていくと大通りと大通りをつなぐ狭い路地になっています。
路地にはたくさんのカフェが軒を連ねていて、出勤前のビジネスマンたちが朝ごはんの真っ最中でした。ロールサンドやシリアル、ドーナツ、マフィン。
それぞれ新聞を読んだり、おしゃべりをしたりしながらパクパク。
毎朝、同じ店の同じ席でコーヒーを飲むのを日課にしている人もいるようで…。
のんびりしたメルボルンの朝、ちょっとうらやましいです。

街の「肺」

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メルボルン郊外に広がるビクトリア様式の住宅街。
階段の装飾が美しいお屋敷の入り口で、おじいさんと出会いました。この場所に住んで25年、お家の住み心地も快適だとか。
でも何よりも気に入っているのは、この住宅街が二つの大きな公園にはさまれていてとても空気がきれいなことだそうです。
「二つの公園は私たちの“肺”のようなものだね」と話してくれました。
そういえばメルボルンはどこへいっても緑が豊か。それもそのはず、街の4分の1が公園で別名「ガーデン・シティ」とも呼ばれているそうです。

街の「体重計」

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街の抜け道の一つにもなっている「ブロック・アーケード」は、19世紀に建築されたエレガントなアーケードです。
高いアーチ型の天井やモザイク模様のタイルが美しく、貴金属やアンティーを扱う高級店が並びます。
そんなアーケードの真ん中で、銀色に輝く美しいものを発見。一見、置時計のようですが、これは1940~50年代の体重計だそうです。
今でもちゃんと動くかどうか、通りがかりの方が1ドルコインを入れ、体重を量ってみせてくれました。
かつては街のあちこちにこうした有料の体重計が置いてあり、みんな外で体重を量っていたそうです。

※NHKサイトを離れます
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