これまでの街歩き

ベオグラード/ セルビア

2007年5月1日(火) 初回放送

語り:松田洋治

撮影時期:2007年3月

街の「香り」

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石畳の道でちょっと古めかしい化粧品屋さんを発見。店内にはビンがずらりと並びご主人がお客さんに「ちょっとお試しを」と言って香水を吹き付けています。その量がものすごい。お客さんもびっくりして「もう十分よ」。
このお店は、50年以上前から独自に調合した香水を量り売りする香水専門店。ご自慢の香りを2種類も吹き付けてくれました。お礼を言って帰ろうとすると「帰り際にサービスするのがうちの伝統」とさらにシュッシュッ。「あなたが歩くと店の宣伝になるからね」とほほ笑むご主人、本当にご自慢の香水なんですね。

街の「ダンス」

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ドナウ川沿いのカレメグダン公園。仲良く手をつないでダンスする年配の方々に出会いました。セルビア伝統のダンス「コロ」だそうです。アコーディオンから流れるメロディーにあわせてステップを踏むのですが、皆さんステップが速い!ダンスの合間にビールやパイを口にしながら、3時間以上楽しむそうです。クラブでも何でもなく、誰でも参加自由なんだとか。だからでしょうか、三つぞろいで紳士然とした人もいれば、ジーパンにセーターの普段着の人もいる。いろんな方がダンスとおしゃべりを楽しむためだけにフラリと公園に集まる…なんだかうらやましい感じがしました。

街の「酒樽」

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下町のビルの半地下に小さな酒屋さんを発見しました。店内には自家製のワイン樽が3つ。おいしいワインを安く飲んでもらうために量り売りしているとか。どうやら人気店らしく、お客さんがひっきりなしに来店します。赤ワインを2リットル買った男性は「これくらいなら3時間で飲みきっちゃう」とか。おいしいんですね。もう一つの人気は自家製の「ラキヤ」。「ラキヤ」はセルビア伝統のブランデーでプラムや洋ナシなどから作られ、甘い香りが特徴です。ただアルコール度数が40度ほどあるので、香りに誘われてぐいぐい飲まないように注意したほうが良いそうです。

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