これまでの街歩き

トゥールーズ/ フランス

2007年8月7日(火) 初回放送

語り:田畑智子

撮影時期:2007年5月

街の「結婚式」

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トゥールーズの中心、キャピトル広場。正面にある、赤レンガと白い石のツートンカラーの建物はトゥールーズ市役所です。市役所の中庭に、正装した人々が大勢集まっています。
みんなが入っていった中をのぞくと、ウエディングドレスの花嫁さんが記念撮影をしていました。そしてお父さんらしき方と階段を上っていきます。どうやらこの階段が、ヴァージンロードのようですね。順番待ちの他の花嫁さんに伺うと、入籍の書類にサインをして、そのまま市役所で式を挙げるのだそうです。もちろん指輪の交換もここで。
市役所で結婚式、これがフランス流なのかもしれませんね。

街の「製本工房」

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旧市街を歩いていたら、大きな本を大事そうに抱えて歩いている人を発見。
大きな本、とてもとても古そうです。気になって声をかけてみると、その本を修理に出すところだというので、修理のお店までご一緒させて頂きました。
昔から家にあったというこの本、多分17世紀頃の本だとのことですが、また手にとってみたいと思って修理に出すことにしたのだそうです。
修理代の見積もりは・・・7万円以上!製本の工房は中庭の奥の日当たりのいい場所にあって、若い職人さんたちが忙しそうに働いていました。
細かい手作業ひとつひとつを丁寧にやるためどうしても時間がかかり、いつも締め切りに追われているのだそうです。

街の「芸術的自動車」

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旧市街を西へ歩いて、もうすぐガロンヌ川というあたりで、不思議な車が目に入りました。
お店の中に置かれたその車は表面がボコボコしていて、一見事故車の様です。近づいてよーく見てみると、紙を張り合わせてある?
お店の方に伺うと、これはあるアーティストの作品で、一台の車の部分写真を張り合わせて立体的に繋ぎ合わせたものだそう。ボンネットを開けると、エンジン部分までちゃんと作ってあるんですって。この車を見たパトカーの警官がびっくりして何人も集まって、通りが大渋滞、なんてこともあったそうです。

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