これまでの街歩き

パペーテ/ タヒチ

2007年11月27日(火) 初回放送

語り:松田洋治

撮影時期:2007年11月

街の「大ウナギ」

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橋のたもとに子供たちが大勢集まっていました。
聞けば、餌をまいてウナギを呼び寄せているのだとか。ウナギの大きさを見てビックリ。全長は2メートルを超え、胴回りは大人の太ももほどのウナギがうようよ。餌をあげて遊んでるだけで、決して捕まえて食用にしたりはしないそうです。ここではウナギはヤシの実の化身・神様と信じられ、敬われているそうです。

街の「太鼓教室」

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浮橋を歩いて小さな島に渡ると、素朴な小屋がいくつも並んでいました。そこから流れてくる軽快な打楽器の音。
のぞいてみると、一人のおじいさんが子供たち相手に太鼓を教えていました。おじいさんはタヒチの伝統音楽を次の世代にも残したくて、ここで太鼓教室を開いているのだとか。楽譜はなく、全て口伝でタヒチの伝統的なリズムを教えています。伝統の打楽器“トエレ”は丸太をくりぬいた素朴な太鼓。革張りの太鼓には無い、よく響く、乾いた音が素敵です。

街の「パンの実」」

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どこの家にも木が茂る、緑豊かな住宅街。見上げると、ドッジボールのような真ん丸の実がなっています。
そのすぐ横からたき火の煙。庭をのぞいて見ると、あのドッジボールのような実をたき火の上で真っ黒になるまで焼いていました。それはタヒチの昔からの主食、“パンの実”。十分に焼いて、墨のようになった表面の皮をむくと、中からホカホカで、真っ白な果肉が出てきました。味はジャガイモのようだとか。

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