2008年10月30日(木) 初回放送
語り:中嶋朋子
撮影時期:2008年9月
アクセサリーショップで見かけたきれいな民族衣装の女性。その奥が仕立て屋さんになっていると聞き、行ってみました。女性のデザイナーが素敵な笑顔で迎えてくれ、たくさんの人が忙しそうに働いています。何でも、「ハリラヤ」という断食明けのお祭りがもうすぐやってくるため、衣装の注文が殺到しているんだとか。デザイナーは、「今は朝から晩まで仕事で疲れているけれども、お客さんが喜んでくれるから私も幸せなのよ」と答えてくれました。
水の村の木道を歩いていて出会ったのが、一心に遊んでいる子どもたち。声をかけると、そこは小学校でした。入ってみると、中はとても広く体育館のようになっています。その周りの教室では、先生の出題に大きな声で答える子どもたちの姿も。案内してくれた先生も水の村の出身で、この場所の雰囲気やたたずまいが大好きだとか。
水の村で発見した派手な装飾のある家。何かと思って尋ねると、「スルタンの誕生日を祝って作ったんだ」とのこと。生まれてからずっと水の村で暮らしているというおじいちゃん。「水の村の歴史は500年前からで、スルタンも以前は水の村で暮らしていたんだ」と教えてくれました。ということは、このバンダル・スリ・ブガワンって元々は…?「そう、水の村だよ」。物知りなおじいちゃんに感心していると、最後にこう教えてくれました。「実は私も王族の末裔(まつえい)なんだよ」・・・?