これまでの街歩き

ミラノ/ イタリア

2009年5月21日(木) 初回放送

語り:富田靖子

撮影時期:2009年4月

街の「ハチミツ屋さん」

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新鮮な品が並ぶ八百屋さんや魚屋さんの並びに、茶色い瓶を並べた小さなお店を発見。
ハチミツ屋さんです。このハチミツ屋さん、冬以外はハチと一緒に北イタリアからトスカーナ州まで放浪しながら、自分でハチミツを集めているのだそうです。イタリアで採れるハチミツの種類は約30種類。ハチミツ屋さんはそのうち15種類のハチミツを扱っているのだとか。お勧めは『メラータ』と呼ばれるハチミツで、通称「スーパーハニー」。樹液を吸う虫の体から出る分泌物をハチが集め、それがミツとなったもの。ミネラルが豊富で、疲れたときなどに最適! だそうです。

街の「本屋さん」

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路面電車の線路を渡って、道路と道路に挟まれた中州のような場所に出ました。
売店が多く並んでいる中で、本の売店を発見。以前は別の場所で営業していた本屋さんが、10年ほど前にここに移ってきたそうです。扱うのは、芸術やアンティークの古本など。70年代に出版されたムッソリーニの限定本のお値段は、なんと1500ユーロ(約19万円)!このような売店型のお店は、ドゥオモ(ミラノ大聖堂)の近くに多いそうです。
いろいろなお客さんと出会えて、外の空気にも触れられるところがすごく気に入っているのだとか。

街の「運河」

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ドゥオモから南へ行くと、かつてミラノの南の入り口だったティチネーゼ門があります。
門をくぐると、目の前に川が現れました。実はこれ、運河なのです。ミラノは川から遠く、水を引く運河を作る必要があったのです。大昔は農業や生活用水に使われていましたが、その後ミラノが発展すると街を囲うように運河が巡らされ、要塞(ようさい)としての役割を果たすようになりました。また物資の運搬用にも運河が作られ、ドゥオモの建設にも大いに貢献したそうです。
現在では大半が暗溝となり、当時の面影はこのティチネーゼ門付近にしか残っていません。毎月、最終日曜日には運河に沿って骨董(こっとう)市が開かれます。

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