これまでの街歩き

南米の楽園
モンテビデオ/ ウルグアイ

2017年2月14日(火) 初回放送

語り:富田靖子

撮影時期:2016年11月

街の「マテ茶」

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 朝、大通りを歩いていると、脇の下に魔法瓶をはさんで歩いている人をよく見かけます。手に持つ丸いカップには銀色のストローが刺さっていて、ちゅうちゅう吸いながら歩いているんです。
 伺うと、マテ茶というハーブティーでした。マテ茶は南米原産の植物イェルバ・マテが原料。南米全域で飲まれていますが、魔法瓶を抱えてまでいつでもどこでも飲むのはウルグアイ人だけ。
 味は「苦くてうまい」そうで、気分もすっきりするんだそうです。また、マテ茶は「飲む野菜」といわれるほど、ミネラルや食物繊維が豊富な飲み物。美容のために飲むという女性も多いそうですよ。

街の「入籍式」

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 旧市街でオシャレをした人たちと出会いました。女性の一人は手にブーケを持っています。新婦さんです。「おめでとうございます!」と声をかけると新婦さんは「結婚はこれからよ」というお返事。実は、ここは市役所の戸籍課の前で、これから婚姻届を出し、その瞬間をみんなでお祝いするんだそうです。
 さあ、新郎さんが到着して、いざ戸籍課へ。すると、あれ?新郎新婦と一緒に10歳ぐらいの女の子も入って行くではありませんか。伺うと、ウルグアイでは子供が出来てから入籍することはよくあること。同せいしてから結婚する人が多いんだそうです。
 晴れて入籍を済ませたご両人は、満面の笑み。ずっと一緒に暮らしてきても、結婚式はうれしいものなんですね。

街の「15歳」

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 夕方。ラプラタ川の砂浜で若い女の子たちの撮影会と出会いました。カメラマンに伺うと、15歳の女の子の誕生日を撮影していて、撮ったビデオはパーティ―の時に大きなスクリーンに映すのだそうです。
 ウルグアイでは15歳は大人の仲間入りをする年齢と考えられ、その誕生日を盛大に祝う習慣があるんだそうです。主役の女の子にどんな大人になりたいかを尋ねてみると、将来の夢を語るのかと思いきや「今と同じ」という返事が返ってきました。今がとても幸せなんですね。その幸せがいつまでも続きますように・・。

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