世界ふれあい街歩き

アガタとエトナ山に見守られる、陽気なシチリア人たち

　今回の街歩きは、シチリア島第2の都市・カターニア。背後にヨーロッパ最大の活火山・エトナ山がそびえ、バロック様式で彩られる旧市街は世界遺産に登録されている、歴史ある街です。また、処刑されるまで信念を曲げながった「アガタ」と呼ばれる女性の守護聖人が、街の人々の心の支えになっています。
　カターニアの玄関口である、中央駅から街歩き開始。最初に出会ったのは「24年間、即興で詩を作り続けている」という詩人の男性。即興で詩をお願いしてみると、「夢見る人」をテーマに、一編読んでくれました。そして街の見どころを伺ってお別れし、街の中心へ。
　その先で出会ったのは、街の守護聖人を大切に思うこの道50年の彫刻家さん、18世紀からの大邸宅を受け継ぐ貴族の末えいの男性、楽しくおしゃべりをする下町の人たち…。陽気なシチリア人たちとふれあう、街歩きです。