これまでの街歩き

慶州/ 韓国

2007年11月20日(火) 初回放送

語り:中嶋朋子

撮影時期:2007年9月

世界地図

地図

場所

慶州は紀元前57年ごろ、ソラボルという新羅の前身にあたる国の都となり、以降992年間、国王の数で56代にわたり新羅の政治、文化の中心となりました。慶州は、文化財396点を保有する街全体が巨大な遺跡。まさに「屋根のない博物館」です。

Information

大稜苑

大稜苑は慶州市の真ん中にあって、新羅時代の古墳が23基もあります。古墳はいずれも5世紀から6世紀ごろに作られたもの。
中でも天馬塚という古墳からは、たくさんの出土品が発見されました。出土物のほとんどは純金製。また、白樺の皮に白馬が飛んでる姿を描いた図が出土し、この事から、天馬塚と呼ばれる事になったと言われています。

ヘジャン汁

慶州名物のヘジャン汁。ほかの街のヘジャン汁では骨付きの肉を使いますが、慶州では《ムク》と呼ばれるものを入れるのが特徴です。
ムクとは、そば粉をひいて水を加え、熱をかけながら混ぜて固めたもの。慶州ヘジャン汁のつくり方は、ムクの上にたっぷりの豆もやし。そこに海藻、キムチ、唐辛子、ニンニクをのせます。そして、最後に秘伝のスープをかければ出来上がり。二日酔いの時にも効くとのことでした。

ヌビ

「ヌビ」とは、綿を挟み込んだ衣類のこと。冬が寒い慶州では、昔から欠かせない大切な衣類として受け継がれてきました。
かつて朝鮮王朝の時代には、女性たちの間でヌビ作りが大変流行し、凝ったヌビがたくさん作られるようになったと言います。ひと針、ひと針縫い合わせて作るヌビ。とても細かい作業なので、ヌビを使ったチマチョゴリ上下を作るのに2~3ヶ月かかります。

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