これまでの街歩き

慶州/ 韓国

2007年11月20日(火) 初回放送

語り:中嶋朋子

撮影時期:2007年9月

街の「お餅(もち)屋さん」

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慶州駅を降りてすぐ、市場を発見。
進んで行くと、お店の人たちの楽しそうなしゃべり声。市場に店をかまえて、32年になる餅屋さんでした。売られているのは「ソンピョン」という手作りの餅。漢字で「松餅」と書くこの餅は、秋夕(チュソク:旧暦8月15日。日本でいうお盆)の儀礼食として作られる韓国の伝統的な食べ物。代々子孫が餅の味を受け継いできたこの店では、小さい子供が材料を運んだり、商品を並べたり手伝っていました。家族全員が楽しそうに働く姿が、とても印象的でした。

街の「銭湯」

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瓦屋根の間から、まっすぐのびる煙突。行ってみると、ひときわ目立つ、立派な瓦屋根の銭湯がありました。
早速、見せて頂く事に。私たちがお邪魔したのは朝11時。すでにたくさんのお客さんでにぎわっていました。お客さんの多くは女性。毎日5~6時間はいるとか。近所の人たちとゆで卵を食べながら楽しくおしゃべりをして過ごすのがこの銭湯。とても、のんびりした時間が流れていました。
帰り際、銭湯の主人が一言。「バナナ牛乳を飲まないと!」

街の「占い師」

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静かな路地を歩いていたら、木魚の音やお経がどこからともなく、聞こえてきました。
音の聞こえる方を目指して歩いて行くと、何やら笹(ささ)や竹で飾り付けされた家。ここは、占いをする所でした。仕事や家のこと、日常の悩みを相談するため、たくさんの人が訪ねて来るといいます。街のいたるところに、占い師を示す卍のマークを発見しました。古墳が多い慶州は、占い師がたくさん集まる所でもあるそうです。

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