これまでの街歩き

リバプール/ イギリス

2014年12月23日(火) 初回放送

語り:小倉久寛

撮影時期:2014年9月

世界地図

地図

場所

 リバプール は、イギリス・イングランド北西部の中心都市。人口は約50万人。アイリッシュ海に面し、マージー川の河口に位置しています。16世紀までは小さな港町でしたが、植民地との貿易が盛んになった18世紀にはアメリカ大陸、アフリカ大陸との三角貿易の拠点として発展しました。第二次世界大戦の爆撃、そして海運業の不況と共に急速に衰退しましたが、現在はアートと観光を中心に再開発を進めています。18~19世紀の面影を残す街並みは「海商都市リバプール」として、世界遺産に登録されています。

Information

リバプールの歴史

 元々小さな港街だったリバプールは、18世紀から19世紀にかけ、アメリカ大陸との貿易を担う大英帝国随一の港として発展しました。その繁栄を支えたのは港で働く労働者。当時、多くの労働者がこの街に集まり、リバプールの人口は100年間で10倍以上に膨らんだといいます。
 第二次世界大戦後には、海運業が衰退しリバプールは深刻な不況に陥ります。そんな停滞した時代にすい星のごとく現れたのが、ビートルズ。ビートルズは労働者階級のヒーロー、彼らの活躍は、リバプールの人たちを勇気づけました。そして近年、リバプールはアートと観光の街として復活。今では年間5千万人の観光客が訪れています。

食べ歩きグルメ

街歩きしながら手軽に楽しめるご当地の味を、厳選してご紹介!

 グルメな大学生、シャーンとキャロラインが、毎年恒例のリバプール・フード・アンド・ドリンク・フェスティバルで、リバプールグルメのベスト3を探しました!

スカウス

リバプールで昔から食べられているシチュー料理。 牛肉か羊肉とジャガイモ タマネギ ニンジンを塩コショウ、トマトペーストで煮込んだもので、 アイルランドのアイリッシュ・シチューと似ています。元は貧しい労働者の食事だったけれど今はリバプールの代名詞。「リバプールっ子」のことを「スカウス」と呼ぶほど。

ビーフステーキ

イギリスと言えば牛肉!国産のビーフを焼いたステーキ、この店ではサーロイン、フィレ、好きな部位が選べます。塩コショウ味のソースをかけるとおいしくて、フェスティバルでは大行列ができていました。

スティッキー・トフィー・プディング

イギリスローカルなスイーツ。小麦粉のかわりにナツメヤシの粉を使っているからしっとりした食感。温かいカスタードクリームをたっぷりかけるとすごーく甘い!

ちょっとより道

街からちょっと足をのばして、イチ押しの観光スポットを訪ねます!

ビートルズの歌の舞台めぐり
語り:三倉茉奈

 今回はリバプール郊外でビートルズの歌の舞台になった場所を巡ります。
 ビートルズの歌には、子どもの頃の風景を歌ったものがあるそう。
 まず目指したのは市街地からバスで20分の街、メンディプス。ジョン・レノンが子どものとき住んでいた家が残っていて、慈善団体のナショナルトラストが管理しています。ジョンの家の近くには「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」の創作にイマジネーションを与えた場所が…。
 さらにあの名曲「ペニーレイン」に歌われた場所も近くにあるというので足を延ばしました。歌詞に出てくる「コートを着ていない銀行員」の謎が解き明かされます。

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