これまでの街歩き

シンガポール/ シンガポール

2006年3月21日(火) 初回放送

語り:中嶋朋子

撮影時期:2006年2月

街の「屋台」

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緑が多くて歩きやすいビジネス街を歩いていたら、いつの間にかチャイナタウンに入り込んでいて、シンガポール名物の屋台街を見つけました。ちょうど出勤前のビジネスマンたちが朝食をとる時間帯。中華料理はもちろん、マレー料理にインド料理とメニューも豊富で、食べにきている人々の民族も様々。同じオフィスに勤めていると言うインド系と中国系の女性2人組と出会い、朝から外食なのかと驚いたら、シンガポールでは3食とも外食は当たり前だとか。女性もバリバリと社会進出しているので、家で料理を作ることはめったにないそうです。安くて美味しい屋台街は、働く女性たちの強い味方でした。

街の「巻きスカート」

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アラブ・ストリートは、マレー系のイスラム教徒が多い地区。ショップハウスのアーケードには、イスラム教徒の帽子やインドネシアの織物、ペルシャ絨毯、インドのシルクなどの店が軒を連ね、イスラム文化の奥深さが感じられます。思わず目移りしてしまいますが、不思議な客引きのおじさんに誘われて、マレー系の民族衣装の店をのぞきました。そこで見せてくれたのは、巻きスカートのようなサロン。綿製で涼やか、色彩も豊かなので、今ではイスラム教徒以外のお客さんにも人気だそうです。

街の「花屋さん」

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ここは本当にシンガポール?と言いたくなるような、どっぷりインド色の濃いリトル・インディア。チャイナタウンのように美しく改装されたショップハウスではなく、昔のままのたたずまいが人々の喧騒に包まれています。バッファロー・ロードで、花飾りを売る屋台が何件も並んでいるのを見つけました。ヒンズー教の様々な神様に捧げる、色とりどりの花飾りを毎日手作りしています。寺院へのお参りや家でのお祈り、結婚式や葬式などでも使われ、女性は髪にも飾っていました。

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