これまでの街歩き

オアマル/ ニュージーランド

2008年4月3日(木) 初回放送

語り:矢崎 滋

撮影時期:2008年2月

街の「幻のウィスキー」

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歴史地区のはずれに、ひと際大きな建物がありました。
テラス席には、スコットランドの民族衣装を着た人たちが…話しかけてみると、スコットランドの移民の子孫の方たちでした。オアマルにはスコットランド移民がとても多いんだそうです。
またここには「幻のウィスキー」があるとか。中に入ってみると、店の女性が酒蔵に案内してくれました。ここのウィスキーは、実は倒産してしまった蒸留所から引き取ったもので“もう作っていないから幻”。なんだとか。将来は蒸留所を作りたいと、夢を語ってくれました。

街の「ガーデニング夫婦」

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オアマルの住宅街は、緑や花々がいっぱいです。急な坂道を登っていると、庭いじりが大好きだというご夫婦に出会いました。
庭には色とりどりの花が咲き誇り、たくさんのチョウが舞っています。「花を見ていると疲れもどこかに行ってしまう。それに庭を見ていろんな人が話しかけてくれるのが何よりうれしいの」と教えてくれました。庭の美しさはもちろん、ご夫婦の穏やかな表情が印象的でした。

街の「女性アーティスト」

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海に面してひっそりとたたずむオアマル駅。ホームには、まったく人気がありません。
不思議に思いながら奥へと進んでいくと、「ギャラリー」の看板。中には絵が飾ってあり、奥に女性の姿が・・・。「駅はもう使われていなくて、私のような芸術家が借りてアトリエとして使っているの」と教えてくれました。この女性は、街のノスタルジックな雰囲気が好きで移り住んできたそうです。アトリエには、歴史地区のラジオから流れるオールディーズのナンバーが漂います。
「人々も温かくて、みんな街を大切にしているの。そういうのって素敵じゃない?」。女性が笑顔で語りかけてくれました。

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