これまでの街歩き

ミュンヘン/ ドイツ

2008年9月4日(木) 初回放送

語り:矢崎 滋

撮影時期:2008年7月

街の「衣装」

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街を歩いていると、革の半ズボンにチョッキを着ている男性や、胸元の開いたブラウスにエプロンを着けた女性によく遭遇します。まるでアルプスの山から今下りてきたような格好ですが、バイエルン地方の民族衣装なんだそうです。
毎年秋に行われる「オクトーバーフェスト」というビール祭りには無くてはならない衣装で、教会の行事やパーティーなどでも着るそうです。かわいらしい服ですが、女性はエプロンの結び目の位置、男性は飾りの種類で、未婚か既婚かなどが一目でわかるようになっています。昔から男女の出会いを演出するために考えられた衣装なのです。

街の「サーファー」

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旧市街の北の方、「イギリス公園」の入口の辺りに、水が橋の下からすごい勢いで流れ出している所がありました。橋の上には、大勢の見物人がいますが・・・なんとサーファーが、激流で波乗りを楽しんでいるのです。夏でも冷たいこの川は、その名もアイスバッハ(氷の川)。
サーフィンはもう30年以上も前から続いているんだとか。雪が降る冬でも、ミュンヘンのサーファーたちはこの川でドライスーツに帽子と手袋をしてサーフィンをやるそうです。

街の「職人の宿」

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旧市街の反対側にある静かな住宅街ハイダハウゼンは、200年以上前から地方の職人や労働者が泊まりながら働いてきた所です。
古風な民家は、住居と仕事場が一緒になった長屋です。第二次世界大戦などを経て一時荒れるがままになり、20年前にミュンヘン市が手仕事の街として復活させたのです。綺麗に修復された住まいは、職人仕事を行うことを条件に市民に貸し出されています。
今では、様々な職人や芸術家がこの地区に住んでいて、とても人気のある所となっているのです。

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