これまでの街歩き

世界一暮らしやすい街
メルボルン/ オーストラリア

2017年4月11日(火) 初回放送

語り:永作博美

撮影時期:2017年1月

街の「バーベキュー」

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 メルボルンの公園や、川沿いで多く見かけるのが、備え付けのバーベキュー台です。メルボルンっ子は青空の下でバーベキューをするのが大好き。土日や祝日は朝早くから場所取りをして楽しみます。うれしいのはバーベキュー台が無料なこと!スイッチを押すと15分間ほど鉄板が熱くなり、持ち込んだ食材を自由に焼くことができるのです。
 多くの国からの移民が暮らすメルボルンではバーベキューのメニューも国際色豊か。特大ステーキはもちろん、インドのタンドリーチキンやアフガニスタンのケバブといった料理も焼かれています。気づけばお隣さんの台から漂ういいにおいに引き寄せられ…お互いの料理を交換することもあるのだそう。異文化がふれあう良いきっかけの場となっています。

街の「アクセサリー」

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 工場街で出会ったのは、派手な服をまとった女性。高級アクセサリーをつくるデザイナーということで、アトリエにおじゃましました。見せてもらったアクセサリーに仰天!コンセプトは「やりすぎ」とのことですが、使う素材は本物のカエルの皮にワニのしっぽや足なんだとか!それをそのまま24金に浸して蝶(ちょう)ネクタイやイヤリングにしてしまうのです。
 小さな頃からカエルやワニが大好きなちょっと変わった女の子だったという彼女。メルボルンは個性的な人を受け入れてくれる街で、何も気にする事はなかったと教えてくれました。このユニークで「やりすぎ」なアクセサリーで彼女は今、世界に羽ばたこうとしています。

街の「鍋」

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 メルボルンの中心街には週末にかけて多くの大道芸人たちが集まり、さまざまな芸を披露しています。パントマイムやバンドライブはもちろんですが、そんな中にひとりガラクタを並べている男性に出会いました。ボロボロの鍋やおかしの缶箱、車のナンバープレートは無造作に置かれているようですが、その配置は決まっているようで気がつくときれいに並んでいます。
 これはガラクタ市!?と思いかけたその時、男性はドラムスティックのようなもので、そのガラクタをたたき演奏をはじめます。通行人は驚いて足を止め、ガラクタから生み出される奇想天外なビートに酔いしれるのです。

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