これまでの街歩き

ヴェリコタルノヴォ/ ブルガリア

2007年7月31日(火) 初回放送

語り:神田山陽

撮影時期:2007年5月

世界地図

地図

場所

人口7万3千。ブルガリア中北部、ブルガリア最大の山脈バルカン山脈の北東に位置し、緑に囲まれ、複数の丘をぬうように流れるヤントラ川。
崖の斜面にへばりつくように民家が密集して建ち並んでいる。
これがヴェリコタルノヴォの特徴ある風景だ。1187年~1393年にかけて第2次ブルガリア帝国の首都として栄えた古都で、白い壁に赤い屋根という、うまく調和のとれたその景観は絵に描いたように美しい。街を歩いていると、あらゆる角度から様々な表情をのぞかせる。
緯度は、日本の北海道とほぼ同じ。バルカン山脈北側のヴェリコタルノヴォの気候は、冬は冷え込みが厳しく、夏は7月~8月にかけて最も暑く、陽射しもかなり強くなる。
街は、母なるブルガリア広場を中心にその東が旧市街、西が新市街に分けられる。
ヴェリコタルノヴォの街は、1960年まで「タルノヴォ」として知られていた。「タルノヴォ」という言葉は、ブルガリア語で「植物のとげ」という意味で、中世には「ツァレフグラド・タルノフ」=「国王の町 タルノフ」と呼ばれていた。
のちにこの街が首都であったことから「タルノヴォ」の名に「大きい、雄大なる」という意味の「ヴェリコ」が付け加えられて現在のヴェリコタルノヴォとなった。

Information

街の紹介

★ツァレヴェツ丘
旧市街のメインストリートを道なりに歩いていくと、見えてくる丘。第2次ブルガリア帝国時代にこの丘全体が宮殿であった場所。
オスマントルコの攻撃によってヴェリコタルノヴォの宮殿は瓦れきと化した。現在は、宮殿跡として一般公開されている。

★アセン王モニュメント
ヴェリコタルノヴォが首都であった第2次ブルガリア帝国800周年にあたる1985年に国を築いたアセン王をあがめる記念として建てられました。
モニュメントの中心部分には、鋭い剣がまっすぐと伸び、その周囲を囲んでいるのがペタルとアセン、カロヤン、イワン・アセン2世の四王。
王たちは国民を守っているという意味だそうです。

★市場、ヴェリコタルノヴォ市民の生活を支える
ヴェリコタルノヴォ中央市場。
安くて新鮮な野菜や果物、食料品から生活用品に至るまで必要なものは全てこの市場で揃います。ヴェリコタルノヴォ市民にとってなくてはならないところです。

聖母誕生教会

ヴェリコタルノヴォ旧市街にあるこの教会は街にある教会の中で一番重要な儀式や礼拝が行われる格式が高い教会です。
夜は、この教会とツァレヴェツ丘の宮殿跡にライトがあてられライトアップショーが行われます。季節によって開催時間は異なるようですが、遠目から見ても充分満足できること間違いなしです。

ブルガリアの家庭料理

ブルガリアの家庭料理バニツァを紹介してくれました。
《バニツァの作り方(6人分)》
★生地(材料) 小麦粉600g/水 300ml/
       酢 大さじ1杯/塩 適量
★具(材料)  玉子5個/溶かしバター200g/
       ブルガリアの白チーズ(シーレネ)
       400g(カッテージチーズで代用可)/
       ヨーグルト(無糖)200g/
       ベーキングパウダー 適量

☆まず始めに生地をつくります
1.大きめのボールに小麦粉600g、水300ml、
  酢大さじ1杯、塩を適量入れてよくかき混ぜる

2.よく練った生地を4~5つのかたまりにわけ
  麺棒で薄くなるまでよく伸ばす

3.伸ばしたら、しばらく寝かせる
  (目安は15分程度)

※生地を寝かせてる間に・・・
☆具作りから出来上がりまで
4.白チーズまたはカッテージチーズ400gを
  フォークでつぶす

5.4に玉子5個を入れかき混ぜる

6.ヨーグルト400gにベーキングパウダーを
  適量入れてかき混ぜる

7.5と6を混ぜ合わせる(具の出来上がり)

8.平たい焼型に溶かしバターをまんべんなく塗る

9.始めにつくっておいた生地を広げ、
  7を生地全体に適量のせてまるめ、
  焼型へ入れる(この作業を何度か繰り返す)

10.7の残りに牛乳を適量入れてかき混ぜ、
  焼型に入れた生地の上にかける
  (このようにすることによって全体が
  しっとりとし出来上がりがより美味しくなる)

11.オーブンで220度、30分~40分焼いて
  出来上がり!

※NHKサイトを離れます
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